世界1万1300店で展開されるドーナツショップの「ダンキン・ドーナツ」というと日本では馴染みがないが、アメリカでは定番中の定番。特に東海岸ではマクドナルドよりも店舗数の多い地域もあるほど!! そのダンキン・ドーナツがアメリカで「ドーナツ・フライ」という奇妙な新商品を発表。価格は5本入って2ドルとついつい買ってしまいそうだ!!
まずはボストンにある数店舗限定でのお試し販売の模様。「2ドルメニュー」として低価格でファーストフード風なメニューが並び、「チキン・テンダー」「チーズ&グリル」「プレッツェル」ほか数商品も加わっている。
残念ながらダンキン・ドーナツは現在日本では米軍基地内の店舗しか存在しない。しかし、その昔ダンキン・ドーナツが初の海外店舗を出店したのがここ日本だった。1970年に始まった日本での展開は当初セゾン・グループが始め、その後吉野家ディーアンドシーが引き継いだものの業績不振により1988年にドーナツ事業を撤退。
今の日本ではコンビニでもドーナツが売られ始めるなど、チャンスのありそうなもの。ミスター・ドーナツが飲茶などドーナツ以外の商品も出すほど、市場としては厳しいのかもしれないが、どうにか!! というのはダンキン好きのワガママか。
ダンキンの英語表記は「Dunkin'」で、ドーナツをコーヒーにつけて食べることを「ダンクする」ところから名付けられた。そんなダンキンと日本国内最大手のミスター・ドーナツは実はもともと兄弟会社!! 1950年代に経営方針の違いからダンキンを離れたHarry Winokur(ハリー・ウィノカー)によって新たにミスドが設立された。日本では1970年代にマクドナルドやケンタッキーフライドチキンが上陸した同時期に、ダスキンがフランチャイズ展開をスタートした。
その後は知っての通り日本ではミスドが勝ち残ったわけだが、本家アメリカのミスドは1990年にダンキンに買収されている。同じ土地からきたドーナツ屋が日本では成功してホームでは敗北というなんとも奇妙な関係になってしまたのだ!!
今では日本でダンキンを食べるには米軍基地のオープンキャンプに足を運んで食べるしかない!! しかしながら紹介したドーナツ・フライや新メニューに関してはまだまだ食べるチャンスは無さそうだ。タコベルやシェイクシャックも日本に上陸して人気だし、またダンキンもできたらいいのにな(しつこい)
参照:
https://hypebeast.com/2018/4/dunkin-donuts-introduces-donut-fries
Written by #BsideNews
Photo: dunkindonuts, twitter