今年で8年目の開催となったTyler, The Creator(タイラー・ザ・クリエイター)主催の人気フェス「Camp Flog Gnaw Carnival」。過去にはKanye West(カニエ・ウェスト)、A$AP Rocky(エイサップ・ロッキー)、Chance the Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)も出演した豪華フェスだが、今年出演したDrake(ドレイク)には苦い思い出となったかもしれない。全米1位のラッパーに一体何が!?
2日間に渡ってロサンゼルスで開催された今年の「Camp Flog Gnaw Carnival」。2日目にはA$AP Rocky、Lil Uzi Vert(リル・ウージー・ヴァート)、YGそしてBrockhampton(ブロックハンプトン)とともにサプライズゲストがクエスチョンマークでフライヤーに掲載されていた。そして登場したDrake。本来ならばDrakeほどの大人気ラッパーがサプライズゲストで登場して文句を言われるはずもないのだが、観客の期待とは違うアーティストだったのか曲を歌い終わったDrakeには多くのブーイングが浴びせられた。
ブーイングの声に混じって聞こえてくる「Wa want Frank」の歓声から察するに、Tyler, The Creatorと長年のコラボレーターであるFrank Ocean(フランク・オーシャン)の登場を期待していたファンが多かったようだ。それにしてもあのDrakeですらこんな目に合うとは日本では考えられない珍事件だ!
その日一番の見せ場であるサプライズゲストとして登場したはずが、ブーイングを浴びてしまっては並みのメンタルではショックを受けるであろう。しかしこれまでに数々のビーフを乗り越えてきたDrakeだけにその対応も流石だった。数日後にInstagramを投稿したDrakeは「みんなにとっては驚きだろうけど、この先10年間Camp Flog Gnaw Carnivalに出演する契約を結んだよ。みんなが30歳になるまで毎年会うことになったな」とコメント! この冗談交じりの反撃に他のアーティストやファンは賞賛を送った。
主催のTyler, The Creatorはというと、今回の集まったファンの対応にガッカリしたようで、Twitterでは「一部のファンはくだらない態度を見せた。それでもDrakeは最高のアーティストだ」とフォロー。Drakeの宣言通り、来年以降も同じように出演することになるかも?
「Camp Flog Gnaw Carnival」は名前の通り、アーティストのラインアップだけでなく屋台や遊園地のような演出などカーニバル感満載で人気のフェス。2017年には水曜日のカンパネラが出演し、今年は東京のストリートシーンを代表するグラフィックアーティストのVERDY(ヴェルディ)も参加しグッズを販売した。日本からも行きやすいロサンゼルスでの開催とあって日本人のファンも増えるかも。まずは来年、Drakeのリベンジに期待しよう。
written by BsideNews
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