Pioneer DJが、デジタル著作権管理プラットフォームのDubset Media Holdings, Inc.と協業を開始し、DJ向け録音iOSアプリケーション「DJM-REC」に「Dubset」へのアップロード機能を追加した。
「DJM-REC」は、デジタルセンドリターン機能のついたDJミキサーシリーズとの連携でMixcloud、SoundCloud、Dropboxなどのクラウドサービスにも録音したDJミックスやリミックス楽曲を簡単にアップロードすることができるほか、YouTube、Facebook Live、Periscope、Instagram、Snapchatといったライブ配信サービスを介して、DJミックスを世界中の人々にリアルタイムにプロモーションすることもできるDJ向け録音iOSアプリだ。
一方、Dubset Mediaは、DJミックスやリミックス楽曲のファイルを解析して使用されている楽曲を識別する「MixSCAN」という独自の技術により、アーティストやDJ、レーベル、パブリッシャーにロイヤリティを支払うプラットフォームの「MixBANK」を提供を行なっている。
今回の機能追加により「DJM-REC」から「Dubset」にDJミックスやリミックス楽曲をアップロードすると、使用した楽曲の著作権処理をDubset Media社が行い、 DJミックスやリミックス楽曲をApple MusicやSpotifyなどの音楽配信サービスに合法的に配信可能に。
また音楽配信サービスのユーザーがそのDJミックスやリミックス楽曲を再生すると、再生回数に応じた収益からロイヤリティがDJと権利者に分配されるとのこと。 最近では、インディペンデントで活動する音楽クリエイターたちが、ストリーミングからの収入を得るためのサービスが次々に発表されているが、「DJM-REC」の新機能追加は、DJたちの活動におけるマネタイズをサポートしてくれることになりそうだ。
なお、「DJM-REC」は30日間無料で全機能を試すことができる、試用期間終了後も有料版にアップグレードすることで、継続して利用できる。DJは、是非この機会にアプリをダウンロードしてみてはいかがだろうか?
written by Jun Fukunaga
source:
https://www.pioneerdj.com/ja-jp/news/2019/djm-rec-dubset-partnership/
photo: Pioneer DJ