これって本当にロボットなの!? あのディズニーが開発したスタントロボットを見て、筆者は動画を見てこう呟かずには居れなかった!
問題の動画がこちら。成人男性と同じくらいの大きさのロボット"Stuntronics"が華麗に宙を舞っている。開発したのは、ディズニー・イマジニアリングだ。
近年、ディズニーはアニマトロニクス(アニメーション+エレクトロニクス)と呼ばれる生物のような外見のロボット開発に積極的に取り組んで来た。
例えば、ディズニー・ワールドに設置された映画『アバター』のアトラクション”Pandora: The World of Avatar”では、映画に登場する巨人型有尾人種、ナヴィ達がリアルな造形で再現されている。
さらに、彼らは、Stuntronicsの公開1ヶ月前には、Stickmanというアクロバットロボットの動画を公開した。
Stickman公開時点では、大きさは人間大ではあるものの、その造形は、比較的シンプルなものだった。それがわずか1ヶ月でここまで人間に近い姿で精度の高いロボットの映像が公開されるなんて凄すぎない?
Stuntronicsはの最大の特徴が自律的であることだ。胸部には加速度計と、レーザーを用いて位置などを測定する測定器が搭載されている。危険なスタントを毎回正確に行うため、これらを用いてリアルタイムに体勢などを自己修正していくのだという。応用力が高いため、今後、映画におけるスタントシーンを担っていく可能性が高い。
さらに、ディズニー・イマジニアリングの主席研究者であるTony Dohi(トニー・ドーイ)氏やMorgan Pope(モーガン・ポープ)氏はTechCrunchの取材に対し、ディズニーのテーマパーク内でのStuntronicsの利用を示唆した。
その場合、一日複数回のショーを数年間連日でこなすことになるため、耐久性を高めていくそう。短期間で、アニマトロニクスを大幅にアップデートさせることのできるディズニー・イマジニアリングの研究者達。彼らの手にかかれば、ロボットによる大掛かりなアクロバットシーンを目の前にする日も近いかも?
written by Kotona Hayashi
source:
https://techcrunch.com/2018/06/28/disney-imagineering-has-created-autonomous-robot-stunt-doubles/
https://www.fastcompany.com/90178541/watch-disneys-amazingly-agile-robotic-stunt-double-in-action?partner=feedburner&utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=feedburner+fastcompany&utm_content=feedburner
photo:TechCrunch YouTube Channel