今月初旬、予定されていた日本での公演のために来日するも福岡で麻薬密輸容疑のため、逮捕されていたグラミー賞受賞暦もある大御所ハウスDJのDavid Moralesが釈放されたことが明らかになった。
これまでに何度も来日し、日本のクラブミュージックファンの間でもよく知られたDavid Moralesだったが、10月6日午後に麻薬取締法違反容疑(密輸入)の疑いで福岡空港にて緊急逮捕されたことが明らかになり、ファンに衝撃を与えていた。
朝日新聞によるとその罪状は、香港から福岡空港に合成麻薬MDMA約0・3グラムを密輸した疑いがあると報じられていたが、当初から本人は容疑を否認していた。
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しかし、現在は釈放されているとマネジメントチームが最近、更新された彼のInstagram上で声明を発表。それによると事件の詳細は明かされていないものの、David Moralesが麻薬密輸に関するペナルティを課せられ、日本に長期拘留されるような事態にまで発展するようなことにはならず、罪状なしで釈放されているとのこと。
今回の密輸容疑に関して、複数の海外メディアは、日本の麻薬取締に関する厳しい罰則があることを指摘。最大で7年間の日本での懲役刑や、2万6000ドル(約300万円)の罰金を課せられる可能性があると報じていただけに海外のファンの間では、日本以上に今後の彼の活動を心配する声が上がっていた。
またマネジメントチームは、David Moralesが今回の釈放に関し、支援を行なってくれた全ての人に感謝していると発表。しかし、事件に関してはノーコメントで、彼とその家族のプライバシーを尊重してほしいと訴えかけている。
written by Jun Fukunaga
source:
https://www.instagram.com/p/BpY5hYQgrrA
http://www.factmag.com/2018/10/08/david-morales-drug-arrest-japan/
photo: David Morales