ロンドンを拠点に活動するプロデューサー、L-Vis 1990がDance System名義で最新曲「Get It On」をリリースした。
同曲は、Dance Systemが参加した海外音楽メディア、Fact magの人気企画「Against The Clock」で制作したものアップデートしたものになっている。
同企画でDance Systemは、90年代のDaft Punk周辺のプロデューサーたちのスタイルを踏襲した”フレンチタッチ”の制作方式を採用。「Get It On」は古いソウルのレコード、The Cool Notes「You’re Never Too Young」をサンプリングネタにDaft一派が関わっていた「Roulé」や「Crydamoure」作品を彷彿とさせるノスタルジックなフィルターハウスに仕上げられている。
現在、トラックはbandcampで販売中。カバーアートワークはいかにも中古レコード店のセールス棚に入っていそうなデザインで、イギリス風のシニカルな仕様になっている。なお、カバーアートワークには3ポンド(約387円)と書かれているが実際の販売価格は1ポンド(約129円) だ。
本家フレンチタッチシーンからは名曲「Music Sounds Better With You」が再発されたり、フジロックではフィルターハウスの影響が色濃いFuture Funkが話題になったことも記憶に新しい。今年、にわかに人気再燃の兆しがあるフィルターハウスだけにDJ諸氏は是非このDance System流”フレンチタッチ”をチェックされたし。
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written by Jun Fukunaga
source:
https://www.factmag.com/2019/08/06/dance-system-get-it-on/
photo: Fact Youtube