今週、Daft Punkが解散したことを受け、YouTubeユーザーの「Flip Reality」が、Daft Punkが2007年に行った大規模ワールドツアー『Alive 2007』をVRで再現した動画を自身のYouTubeチャンネルで公開した。
『Daft Punk – Alive 2007 – Vinyl Reality』と題された動画は、VR DJアプリケーション『Vinyl Reality』を使用して、『Alive 2007』を再現したもの。動画のキャプションによると、Flip Realityは、2007年6月にスコットランドで開催された音楽フェス「RockNess」でDaft Punkの『Alive 2007』セットを実際に体験しているという。
また、動画でフィーチャーされている『Alive 2007』のライブステージは、Flip Realityが、数年前にUnity SDK for Vinyl Realityの使い方を学んでいる時に初めて作成したもの。そこに自身でDJをした音源とカメラワークを追加して、今回のVR再現動画が作成されたとのこと。
『Alive 2007』は、正式なライブアルバムとしてリリースされており、現在は音源としてダウンロードで購入できるほか、SpotifyやApple Musicなど各種ストリーミングサービスで配信中だが、Daft Punkの伝説のツアーだけあって、最近では、当時のライブ映像のフッテージを独自に編集して、ライブ動画として公開する熱狂的ファンもいる。
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Daft Punkの解散は世界中のファンはおろか、プロのミュージシャンにも衝撃を与えており、それを受けてこんな風刺ツイートもSNS上では見られていた。
EDM producers on their way to make Daft Punk remixes right now pic.twitter.com/Nsmeo1ASPD
— frenchie (@habstrakt) February 22, 2021
しかし、実際にアーティストよりも早く動いたのは、Flip Realityのようなファンのようだ。その証拠にDaft Punkの解散直後には今回のVR再現動画以外にも、ファンによるDaft Punkの軌跡を辿るトリビュート動画も公開されている。その動画では、松本零士とのコラボレーションによるアニメーションオペラ『インターステラ5555』の特典映像だったDaft Punkへのインタビュー動画もフッテージとして使用。Daft Punkの名曲にあわせて、原宿・竹下通りなど東京の街を歩くレアなDaft Punkの姿も登場する。
written by Jun Fukunaga
source:
https://youtu.be/TJ1_aMrTmK8
photo: Flip Reality YouTube