映画『海猿』の主題歌などでおなじみのシェネル(Che’Nelle)を紹介!

主題歌やカバー曲がきっかけで、日本で高い人気と知名度を誇るシンガー
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2018.09.21 05:30

映画の主題歌で人気を得たシンガー


マレーシア系のオーストラリア人女性歌手・シェネル(Che’Nelle)は、TEEのヒット曲のカバーや、映画『海猿』の主題歌などを通じて日本で高い人気と知名度を誇る。そんな彼女の、実はあまり知られていない詳しいプロフィールやおすすめ曲を紹介する。




シェネルの生い立ち


映画『海猿』主題歌などで有名なシェネルという女性R&Bシンガーは、1983年3月にマレーシア・サバ州の州都コタキナバルで生まれた。アーティストネームのChe’Nelleは、Cheryline Ernestine Limという本名に由来する。なお、マレーシアはいくつかの異なる民族で構成されている国として知られているが、彼女の父親は中国系のマレーシア人である。また、母親は中央アジアのインドとオランダのハーフで、血筋に中国など複数のアジアの国が含まれているため、アジア人的なルックスをもっている。


その一方でヨーロッパの血筋も入っているため、メイクや表情によっては欧州系の女性にも見えるエキゾチックな雰囲気の美女だ。その歌声については、ハスキーな声をしているのが特徴である。




10歳でオーストラリアに移住


東南アジアの国であるマレーシアに生まれたシェネル(Che’Nelle)は、家族と共に10歳の頃、オーストラリア南西部の都市・パースに移住した。そんな彼女は、パースにて父が経営している店のカラオケ機器で歌を歌うようになったが、圧倒的な歌唱力と声の美しさで子供の頃から周囲から能力を高く評価されていた。音楽に傾向していったシェネルは自宅スタジオで収録した音楽作品をSNSに投稿した事がきっかけとなり、アメリカのレコード会社と契約を結ぶ。


2006年には世界的ラッパーのオーストラリアツアーで前座アーティストに抜擢されて地元・オーストラリアでの注目度が急上昇。2007年にはデビューを果たして世界的な活躍をする事が期待されたが、オーストラリアや欧米では人気に火が付かず、サイクルが激しい音楽業界の中でキャリアはピンチを迎えた。



意外にも日本でまずブレイク


シェネルは日本人の血が入っているわけではないが、父親が中国系という事もあって、日本人受けする美しいルックスをもつ。そんな彼女は、世界各国でなかなかブレイクが出来ない中、2007年に日本でアルバム『Things Happen For A Reason』がスマッシュヒットを記録する。そして、日本受けする美しさとグラマラスなプロポーションが日本の下着会社の目に留まって2008年には、日本の国民的下着ブランドのカタログキャラクターにも抜擢された。また、2010年に発売された2ndアルバム『Feel Good』もヒットした事で日本で高い人気を獲得した。


さらに2011年にはTEEという日本人男性アーティストの「Baby I Love You」という名曲の英語カバー版が音楽配信分野にて大ヒットを記録。この出来事によって、シェネルは一気に日本での高い人気と知名度を獲得した。2012年には日本語で歌った「BELIEVE」という曲が映画『海猿』の主題歌に使われ、ますます人気が高まる。日本のファン達は彼女が今後、グラミー賞を獲るような世界的シンガーになっていってくれることが強く期待している。





聴いておくべきシェネルのおすすめ曲


シェネルのおすすめ曲をいくつか紹介すると、まず挙げられるのは日本映画『海猿』の主題歌である「Believe」という曲が挙げられる。英語歌詞ではなく日本語歌詞であるこの映画主題歌は、2012年の来日時に様々な音楽番組などで披露されたが、この素晴らしい主題歌は映画のヒットを大きく下支えした。



また、日本でのブレイクを決定づけたTEEのカバー曲「Baby I Love You」もおすすめ曲の1つで、こちらは歌詞は日本語ではなく英語だ。そして、TEEが歌う日本語歌詞とはまた違う、英語歌詞の独特な響きとシェネルの圧倒的な美しい声が高く評価されている。


photo: facebook


written by 編集部


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