オシャレなカフェの雰囲気作りに一役買っているのが、センスのある音楽だ。たまたま入ったカフェで、素敵な音楽を耳にした経験がある方は、実のところ少なくないだろう。ここでは、カフェの音楽として良く使われている音楽や注目されるアーティストなどをご紹介してみよう。
カフェ向きのオシャレな音楽を度々発表しているのが、TOWA TEI(トウワ・テイ)だ。DJや音楽プロデューサーとして活躍する彼は、日本出身。自ら手掛けたデモテープがラジオ番組で取り上げられるなど、10代のころから抜群のセンスの良さで注目を浴びる存在になった。その後、TOWA TEIはアメリカに渡り、パーソンズ美術大学でグラフィックデザインの勉強をする。アメリカでは、Deee-Lite(ディー・ライト)というバンドのメンバーとして音楽活動をスタートし、レコードデビューを果たす。
帰国してからは、「Future Listening!」などをリリース。2ndアルバムの『Sound Museum』は、オリコンで17位に入るなど、人気を集めているミュージシャンだ。テレビ番組への出演や映画音楽のプロデュースをこなし、活動範囲もさらに広がっている。黒縁のメガネがトレードマークの彼は、独特のキャラクターでも知られている。
LAVA(ラヴァ)は、ラテンテイストの開放的な音楽を発表していることで知られるサウンドプロデューサー。彼も、DJとして活躍中の日本人の1人だ。彼がDJとして活躍し始めたのは、イギリスのロンドン。2001年には、アルバム『Aile Alegria』をリリースしている。彼の音楽やDJは、ドイツを始めヨーロッパでも人気を博し、世界から注目される存在になった。
LAVAは、国内のカフェやレストラン、美容室などのサウンドプロデュースも数多く手掛けている。アルバム『Conexion』も話題に。歯科医院のサウンドにもかかわり、各界で人気の高いサウンドプロデューサー、DJだ。彼がプロデュースするブラジル風の音楽は、いずれもカフェにピッタリのオシャレな雰囲気に仕上がっている。
音楽プロデューサーやミュージシャン、DJとして活躍する大沢伸一を含むメンバーで構成されているのが、バンドのMONDO GROSSO(モンド・グロッソ)だ。モンドグロッソは、『MG4』や『NEXT WAVE』などのアルバムを始め、数々のCDをリリース。ヒップホップやボサノヴァ、ジャズといったさまざまなジャンルの音楽のセンスを感じさせるのが、こちらのモンドグロッソの音楽の特徴と言われている。
ゆったりとした雰囲気のモンドグロッソの音楽は、居心地の良いカフェにも似合う曲調。ちなみに2000年にリリースされた「Life feat. bird」は、全日空沖縄のキャンペーンソングとして起用されている。大沢伸一のソロ活動も注目されているが、2017年には久々にモンドグロッソのアルバム『ラビリンス』を発表。依然衰えない人気を誇るミュージックバンドとして、モンドグロッソは活躍中だ。
オシャレなカフェで、よく耳にする音楽としては、FreeTEMPO(フリー・テンポ)の曲も挙げられるだろう。半沢武志のソロユニットであるフリー・テンポは、ジャンルにとらわれないオリジナルのセンスで知られている。ボサノヴァやジャズ、ハウスといったさまざまなジャンルの音楽のセンスを盛り込みながら生み出される曲は、いずれも独特のセンスを感じさせる内容になっている。
フリー・テンポは、『SOUNDS』や『The World is Echoed』を始め、数々のアルバムやミニアルバムを発表。2013年に放映された日本のテレビドラマ、「ラストシンデレラ」のオリジナルサウンドトラックを手掛けた実績があり、ラジオ番組や野外フェスティバルでも活躍している。
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written by 編集部