2020年に東京オリンピックを控え、日本ではますますそのムードが高まっているが、なんと2024年にパリで開催されるパリオリンピックでは、ブレイクダンスが種目のひとつとして採用されるかもしれない。
2019年6月26日追記:パリ五輪の追加競技として、ブレイクダンスが実施されることが正式決定した。
BBCによると、同大会組織委員会は2月21日、国際オリンピック委員会(IOC)に提案する開催都市追加種目を発表。その4種目には東京オリンピックでも追加種目に選ばれたサーフィン、スケートボード、クライミングに加えてブレイクダンスも加えられているとのこと。
これまでのオリンピックでブレイクダンスは、2018年にアルゼンチンのブエノスアイレスで開催されたユースオリンピックで種目として採用されており、ロシアの選手で”Bumblebee”の異名をとるSergei Chernyshev選手が男子個人で金メダルを獲得し注目を集めたほか、日本からは当時17歳だった河合来夢(Ram Kawai)選手が参加。見事女子個人と男女混合で金メダルを獲得していることも界隈では大きな話題になった。
またブレイクダンスはヒップホップの4大要素のひとつでもあり、クラブミュージックシーンとの関係性も強いだけに音楽ファンとしても正式種目に採用されるかどうかは気になるところだ。なお、IOCは2020年12月までにこの提案を検討し、採用の可否を決めるという。先述のように日本には有望な選手がいるだけに採用に期待したい。
そういえば、以前話題になったヒップホップの黎明期を描くNetflixドラマ『ゲットダウン』でもブレイクダンスシーンは取り入れられていたな。良きタイミングなので、是非ブレイクビーツの有名ネタであるIncredible Bongo Band「Apache」を使ったブレイクダンスシーンをもう1度チェックしてみては?
written by Jun Fukunaga
source:
https://www.bbc.com/sport/olympics/47317052