東京を拠点に活動するレーベル“TREKKIE TRAX”主宰の一人であるandrewが仕掛けるのは気鋭のラッパー3名をフィーチャーした一曲。 ラッパーへのプロデュースワークに並行して、近作ではNew Roots、Dubを意識した「In My Room Riddim」、パーカッシブかつメロディも印象的なHouse「Nautica 」と、多様でDJユースな楽曲を立て続けにリリースしていたandrew。今作「Bombtrack」では彼にとってその二つの音楽的側面がクロスオーバーした楽曲となったという。
迎えるのは、UKのプロデューサーRoskaとの「Pree Me」が世界各国のDJにサポートされ、さらにはDAOKOによるマイクリレー企画にもフィーチャーされるなど国内外から大きく注目を集める、andrewがトータルサウンドプロデュースを務める“なかむらみなみ”。福岡を拠点に活動する HiphopグループYelladigosのメンバーであり、2019年10月にはソロ名義としてのファーストフルアルバム『Peace in Vase』をリリースした“PEAVIS”。大阪府出身、宮崎県在住。Jua a.k.a Jaywalker、PIANO FLAVAとのコラボレーションやクボタカイ「真冬のショウウィンドウ」をプロデュースし、2020年1月にはファーストフルアルバム『能動的Silece』をリリースした“Saint Vega”。
お互いのファンであったという4名がそれぞれ希望して実現した今回のコラボレーション。5月初旬の企画当初、自粛期間中の鬱屈とした気持ちを打破するような楽曲にしようと「エネルギッシュかつ攻撃的でパワーのある一曲」というコンセプトから制作がスタートしたという。Gqomにインスパイアされフロアバンガーな展開となったandrewのビートの上を3 名の縦横無尽なラップがジャックし、この組み合わせならではの化学反応が起きた。
PEAVISさんのライブをこっそり拝見したりVegaくんのアルバムも大好きだったのでこのメンバーで、そしてアンディのビートで曲を作ることができてめっちゃ嬉しかったです。テーマもすぐに一致して制作中ゲームの話もしちゃったりこのメンバーでしかできないラップができたと思います!!
Boom!!! Boom!!!
- なかむらみなみ
Bombtrackって言うタイトル通り、最近のBad newsばかりの世の中をぶち壊すって気持ちで書きました! アンディー監督には前回僕のアルバムのPerfect Viewって言う曲のremixを手掛けてもらい、また何か一緒に作りたいねーと話していて今回のコラボが実現しました。 みなみちゃんもVegaちゃんも個性の塊なので、かなりクレイジーな曲に仕上がっています!
肌の色が別でも血は真っ赤人類みな同じマザファッカー
- PEAVIS
この作品を制作するにあたって、自分の中での思いをテーマとするならば挑戦、遊び心、そして”真実”といった感じです。 普段言えない拙い言葉や頭の中で考えている事、表現したいものをandrew君の音の上でやらせて頂いたそんな1バースになっているかと思います。また、この話に誘ってくれたPEAVIS君の気迫溢れるリリックとワードセンス、なかむらみなみさんの音のはめ方や流石のHOOKも相まって意味深で尚且つ最高にMoshできる作品になったのではと思います。 この4人で制作できた事が何より嬉しかったです。 国内に限らず海外、より多くの方々に届いてくれたらいいなと思います!
- Saint Vega
住んでいる場所もスタイルも違う離れた点のようにも見える4人ですが自分の中では作っている途中から段々と線が見えてきて、自然とそこを繋なぐようにトラックを仕上げることができました。3人のラップによって自分の個性もより引き出すことができたなかなか体験できないコラボになっております!是非チェックを!
- andrew
アーティスト名:andrew (アンドリュー)
作品タイトル:Bombtrack(ボムトラック)
発売日 : 2020年9月11日(金)
フォーマット: デジタル販売 / ストリーミング
レーベル:TREKKIE TRAX
曲目:
1. Bombtrack (feat. なかむらみなみ, Peavis & Saint Vega)
2. Bombtrack (Instrumental)
3. Bombtrack (feat. なかむらみなみ, Peavis & Saint Vega) (Acappella)
リリースURL (まとめ) https://smarturl.it/andrew-bombtrack
【andrew】
東京を拠点に活動する Producer / DJ HipHopやR&B、DiscoやFunkを聴き漁った幼少期を経て、高校時代にMPC1000を購入。楽曲制作を始める。卒業と同時にクラブでのDJプレイも開始し、同時期に発足したレーベル 『TREKKIE TRAX』では現在も主宰の一人を務めている。
レーベル運営をするかたわら『ULTRA JAPAN Fes 2015』といったビッグフェスへの出演も果たし、B2Bユニット「TREKKIE TRAX CREW」のコアメンバーとしては日本各地やアメリカ、台湾へのツアーも敢行。現在は毎週末東京のパーティの第一線で活動しながらも、 自身のルーツと今のムードに向き合うべく2014年には毎月第二木曜日にバー&サウンドスペース「新宿ドゥースラー」にてレギュラーパーティ『ANDREWラウンジ』をスタート。 「温故知新」を常に掲げた真摯なプレイスタイルはローカルなクラブからも高い信頼を獲得している。
楽曲制作の分野で頭角を表したのはFinlandの老舗レーベル『Top Billin』のコンピレーションへの参加がきっかけであった。2014年にリリースされた「Funky Beatz」はSkrillexの主催するレーベルOWSLAの傘下メディア『NEST HQ』にレビューが掲載。翌年リリースされ た「Gear Up」はDubstepやJukeの世界的な認知に深く貢献したレーベル『Hyperdub』のラジオショーや、英国の国営放送局『BBC Radio1』でもプレイされ、国内外問わず通用する楽曲であることを証明してみせた。
もちろん国内アーティストからのラブコールも熱く「Part2Style」「80KIDZ」「Nature Danger Gang」「Carpainter」「4s4ki」「Peavis」にはオフィシャルRemixを提供。また 2018年にはHIPHOPユニット「TENG GANG STARR」のバックDJを担当し、現在は後にソロデビューしたラッパー「なかむらみなみ」のトータルサウンドプロデュースも手がけて いる。
またその活動はラジオパーソナリティにまで広がり、日本最大のダンスミュージック専門イ ンターネットラジオ局『Block.fm』にてTREKKIE TRAXのSeimei&Taimeiと共に番組『 Rewind!!!』を2013年末よりスタート(2018年より『TREKKIE TRAX RADIO』に改名)。
【なかむらみなみ】
天真爛漫な見た目とは裏腹に元ホームレスというハードな経歴を持つフィメールMC。2015 年にkamui(3-i)に見出されヒップホップ・ユニット「TENG GANG STARR」を結成。2018 年9月には全国流通1st CD アルバム『ICON』をレーベルbpm Tokyoよりリリースした。 MinchanbabyやWillyWonka、そしてMIYACHIなどのラッパーを客演に迎え、さらに TREKKIE TRAXのMasayoshi Iimoriとのコラボ・シングルやSeihoによるRemixを発表しラップシーンのみならずダンスミュージックシーンにもその存在を叩きつけた。
2019年3月に「TENG GANG STARR」は活動を休止するも、ソロ活動に突入するやいなや日本語ラップシーンのエンターテイナー「餓鬼レンジャー」や、「Lil'Yukichi」「入江陽」 「TREKKIE TRAX CREW」「カワグチジン」との共作を発表し、5月1日には新元号をテーマにした楽曲『Reiwa (令和)』をリリース。のちに幕張で開催されているエレクトロニッ ク・ダンス・ミュージックのイベント「EDC Japan」にてサウンドチーム「TREKKIE TRAX CREW」の客演としてショットライブを披露した際には、突然の登場にも関わらずフロアをロックしSNS上でも大きな話題となった。同年8月30日には単独ソロ名義では初となるシングル「Ride」をリリース。2020年には海外プロデューサーとのコラボレーションも 活発化し、イギリス・ロンドンから”UKファンキー”の第一人者とも言える「Roska」とのコラボシングル「Roska - Pree Me feat. なかむらみなみ」はBBC Radio 1Xtraの番組で先行プレイされ、英国をはじめとして海外中心に幅広いDJからのサポートを受けた。
激しさとキュートさを兼ね備えたボイスに一聴して耳に残るリリック、卓越したLIVEパフォーマンスから話題に事欠くことのない存在である。
【PEAVIS (ピーヴィス) from Yelladigos】
福岡no.1 Hiphop グループ、Yelladigosのラッパー。
テーマとしてPeace & Unityを掲げ、この時代に必要なメッセージを伝え続けている。 どんなビートも乗りこなすラップスキルやその場を明るくする音楽性、そして独特なタ トゥーやファッションにも注目が集まる。 10代の頃から音楽活動を始め、2015年にYelladigosを結成。 多くのミュージックビデオをYouTubeに公開し話題となり、Yelladigosとして3枚の作品「 Space Train」「Black Ocean」「Story of indigo」をリリース。 2018年、ソロ活動を開始。
「Slowly Tape 1」「Slowly Tape 2」「Slowly Tape 3」と3枚のEPを立て続けにリリース。 そして2019年10月24日、遂にファーストフルアルバム「Peace in Vase」をリリース。
【Saint Vega】
大阪府出身。KREVAやm-floなどの影響で10代の頃からラッパーとしての活動を開始。2018 年1月にFlux名義でEP『Rafflesia』発表。同郷のORKLやStapleなど多彩なゲストが参加し、シニカルで攻撃的なフロウとメロウでカラフルな歌が同居するスタイルがラップ/ヒッ プホップの枠を超えた高い評価を得る。2018年7月頃から元々はトラックメイカーとしての名義だったSaint Vegaにアーティスト名を変更。2019年に入りJua a.k.a Jaywalkerとのコラボ「KANA-ete」や、PIANO FLAVAとのコラボ「ネオンの泪」をシングルリリース。都内でのライブ出演や、クボタカイのEP『明星』収録の「真冬のショウウィンドウ」のプロデュースを担当し、2020年1月に集大成的な1stアルバム『能動的Silece』をOurlanguageよりリリース。TikTokやYouTubeの再生回数も記録する。今年に入ってからも MEGAREXのJersey clubコンピレーションに参加するなど、活動のレンジを拡張し続けている。