DJって、いまいちよくわからないけどモテるんだよね、というイメージを持っている人も多いかもしれない。そんなDJ初心者の人には、見た目から入ってしまうのも悪くはないのではないだろうか。BOB CINCLAR(ボブ・サンクラー)は人気DJの中でもイケメンとして有名である。
BOB CINCLAR(ボブ・サンクラー)は、レゲエやヒップホップといったブラックミュージック系を愛するDJとし有名だ。1969年生まれであることから決して若いとは言えないが、2006年のフランスで行われたサッカーワールドカップでは入場曲にも選ばれており、このときのシングルCDは世界中で400万枚を売り上げたというから驚きの実力者だ。彼のリミックスは世界中にファンがおり、アメリカを代表するアーティスト達の中には、彼にリミックスを依頼している人も多い。
フランス人というだけで、何となくイケメンに感じてしまう人も多いだろうが、BOB CINCLAR(ボブ・サンクラー)は本当にイケメンとしても知られている。実は自らがモデルもこなすほどのルックスの持ち主で、ミュージックビデオなどにも登場する。しかもその表現は何とも言えない色気を漂わせており、上半身の肉体美を惜しみなく見せていたり、美しい女性と絡み合っていたりしているのだ。BOB CINCLAR(ボブ・サンクラー)自身も、女性が大好きでありモテるためにDJをやっていると公言していて、そこまで行くと尊敬に値すると言えるだろう。
ついイケメンというキーワードが先行してしまうBOB CINCLAR(ボブ・サンクラー)だが、その実力とはどうなのだろうか。彼の作る楽曲は、多様な音楽をリミックスさせることに長けている。ヒップホップ・レゲエ・エスニック・ハウスといった音楽をさんざん混ぜ合わせているのに、聞いている方をハッピーでセクシーな気分させてくれる魅力があるのだ。女性たちにも受け入れやすいため、パーティーなどでもとても人気があり、フロアが盛り上がること間違いなしとも言われている。そして彼の魅力は、その幅広い交友関係にもあらわれている。
ルイ・ヴィトンなど超一流ブランドが主催するパーティーのDJに呼ばれたり、有名モデルが彼のパーティーに足繁く通っていたりと話題には事欠かない。政治家とのつながりも深く、過去にはフランス大統領自らが選挙後の祝賀パーティーにオファーをかけたという逸話もあるほどだ。世界中のセレブからも愛されているDJと言えるだろう。
容姿とセクシャルな発言内容から誤解されがちな面もあるかもしれないが、BOB CINCLAR(ボブ・サンクラー)の実力は世界に触れているからこそ培われている。彼はフランス人だからもともとフランスで活躍していた。しかし新しい自分を見つけるためにロサンゼルスへ旅立つ。新しい土地では今まで触れることのなかったフォークロックに出会い、インスピレーションを感じることとなったのだ。その後もジャマイカへいき灼熱の太陽の下で音楽に触れるという経験もしている。世界中でいろいろな音楽や人と出会い、最終的にまたフランスのパリへ戻って完成形へと近づいて行ったのだ。
彼は音楽ジャンルの垣根を超えている。例えばラップを起用したかと思えば、子供の聖歌隊にインスピレーションを受けることもある。古いものと新しいものをミックスさせることにも全く抵抗がないのだ。特定の音楽に特化しているDJも多い中、広いジャンルの音楽を受け入れることが出来るBOB CINCLAR(ボブ・サンクラー)はやはり実力者と言えるだろう。DJについてもっと知りたいということであれば、彼の音楽を聴いてみることをおすすめしたい。
Photo: https://www.facebook.com/BobSinclar/
Written by 編集部