『ゲームオブスローンズ』ロスをどう過ごす?他にも面白いアメリカドラマ特集

【bfm海外ドラマ部】まだまだ面白いドラマがたくさんある! 日本でも観られる注目のアメリカドラマを紹介。
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2019.05.27 12:00

Written by ☆Taku Takahashi(Twitter:@takudj



『ゲーム・オブ・スローンズ 』が終わって1週間が経った。「GOTロス」という言葉をあちこちで見かける。たしかにこの作品は唯一無二のドラマだった。ひょっとしたらこれを超えるような作品は無いかもしれない。ただ『ゲーム・オブ・スローンズ 』の余波からか、アメリカドラマが今、凄く面白いことになってきている。日本で観られるものを中心にいくつか紹介していこう。


『エクスパンス』(amazon‬プライム・ビデオ)



“いきなりハードルが高い”と言われそうなものを出してるのには理由がある。何故ならこの作品はSF版の『ゲームオブスローンズ 』という声も聞くからだ。とにかく設定が細かく、SFの科学の部分や政治背景とか本当に将来起こりそうな感じが漂う。地球が危機的な環境汚染を迎え、太陽系の様々な場所に移住した人々のストーリー。火星は独立をし、身分の低い低所得の人たちはアステロイドベルトで生活をする。その世界での政治劇や事件に数多くのキャラクター達が巻き込まれていく。日本で言うと『ムーンライトマイル』に近い。ひょっとしたら、エクスパンスの小説からヒントを得てる可能性も無くはないかも。


エクスパンス ~巨獣めざめる~ (字幕版)



『ストレンジャー・シングス』(Netflixオリジナル作品)




サブスク動画のオリジナル作品でいちばん最初にブレイクしたのはこの作品かもしれない。ここ数年アメリカは80年代ブームなんだけど、この作品も80年代初頭の話。クラスの仲間はずれであるオタク4人組の1人が行方不明になってしまい、残りの3人で友人を探している時に、不思議な能力をもった少女「エル」と出会い様々な事件に巻き込まれていく。『E.T』『グーニーズ』『エイリアン』など様々な80年代映画をサンプリングした作品で、オマージュの仕方や音楽の使い方がとてもうまい。間も無くシーズン3がスタート。


ストレンジャー・シングス 未知の世界



『ウエストワールド』(amazonプライム・ビデオ)(スターチャンネル)




HBOオリジナル作品。近未来のテーマパークの話。西部時代のアメリカをテーマにしているが、この遊園地にはジェットコースターやパレートは無い。あるのはAIで動く人間そっくりなアンドロイドと、ゲストが参加できるイベント。ゲスト達は正義の味方になって悪者退治するのもよし、自分自身が悪党の親分に成り上がっていくのもよし。そんなテーマパークのAIがある日自我に目覚める話。そもそも人間の条件とは何か、人間性とは何かを考えさせられる作品。シーズン1は重かったけどシーズン2はテンポが良かった。


ウエストワールド(字幕版)

ウエストワールド(スターチャンネル)





『マーベラス・ミセス・メイゼル』(amazonプライム・オリジナル作品)



『ゲーム・オブ・スローンズ 』のカタルシスはデナーリスの成長だったと思う。『マーベラス・ミセス・メイゼル』はミッジという女性のサクセスストーリー。ただ、こっちは野蛮人やドラゴンと玉座を目指すのではなく、スタンドアップ・コメディの頂点を目指していく話。設定が1960年代で、今よりもさらに女性が軽視されている時代。夫に捨てられたミッジとマネージャーのスージーのやり取りも笑えるシーンが多くて面白い。映像美も素晴らしく、ファッションから家具、そしてカメラワークや音楽も最高な作品。


マーベラス・ミセス・メイゼル(字幕版)



『ミスター・ロボット』(‪amazonプライム・ビデオ)




『ボヘミアン・ラプソディ』で有名なラミ・マレックの出世作品。天才ハッカーたちが銀行のデータを破壊し、富の再分配を画策するという話だ。アメリカのスーパー富裕層の権力や裏にいる中国の陰謀などに主人公のエリオットが巻き込まれていく。というか、自分から中に入っていってる感じでもあるんだけど。あまりネタバレしたくないんで、内容はこれくらいで抑えておきます。『ストレンジャー・シングス』のシンセサイザーによるサントラが評価されてるけど、個人的には『ミスター・ロボット』の方が音楽は好き。あと、この作品も映像美が素晴らしい。タイトルが出てくる時のコマ割りが最高。


MR. ROBOT/ミスター・ロボット(字幕版)



『アンブレラ・アカデミー』(Netflixオリジナル)




ダークヒーロー物のドラマではこれが面白かった。超能力を持った少年少女が集まった「アンブレラ・アカデミー」という「兄弟」たちが活躍していたのはだいぶ昔の話。大人になった彼らは「過去の人」として別々に暮らしていたが、育ての親の葬式で再び集まることになる。だが、父の死はとある理由のために仕組まれたものだった、っていう内容。最初の3話くらいまで重いかも。


アンブレラ・アカデミー



『エージェント・オブ・シールド』(Hulu)




実は僕のアメリカドラマへの気持ちが再過熱させられたのはこの作品のせいでもある。最近『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』が上映されているが、この作品もマーベル。しかもマーベル・シネマティック・ユニバースの中で起こっている。つまり、映画とストーリーが繋がっているのだ。物語はアベンジャーのようなスーパーヒーローたちの話ではなく、それを裏でサポートをするエージェント達を主人公として物語が進んでいく。第1シーズンは 『Xファイル』や『フリンジ』のように毎週違う事件を1話完結で解決していき、後半につれて物語は続きものになってキャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャーと繋がっていく。シーズン3くらいから、エージェントというよりスーパーヒーロー物に近づいていくが、王道アクション・ストーリーとして楽しめる作品。シーズン5のタイムループの世界観が僕的に凄くツボだった。


エージェント・オブ・シールド



他にも『高い城の男』『アメリカンゴッズ』『マーベル クローク&ダガー』『オーヴィル』『VEEP/ヴィープ』など紹介したい作品がいっぱいあるので、今後ゆっくりとそれぞれの話をしていきたいと思う。日本ではなかなか浸透していないのだけれど、面白いドラマはたくさんあるし、サブスクリプションやブルーレイ販売などで昔よりも簡単に観られるようになってきている。


『ゲーム・オブ・スローンズ 』にかなう作品はそうそう出ないのは確か。ただ、面白い作品がせっかく観られるんだからチェックしないのはもったいない。スピンオフが完成するまでまだ時間もあるし、新しいドラマも試してみてはいかがでしょ?


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Photo:

Syfy/THE EXPANSE,Facebook/Stranger Things,Facebook/The Marvelous Mrs. Maisel,Facebook/Mr. Robot



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