シュレッダーで細断されたバンクシー代表作「風船と少女」がオークション出品へ。予想落札価格は6~9億円

現在は「愛はごみ箱の中に」というタイトルになったあの作品が、10月にオークションに出品される。
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2021.09.08 11:00

イギリスの覆面アーティスト、バンクシーの代表作で、2018年にオークションで落札直後に一部がシュレッダーで細断された「風船と少女」が、10月に再びオークションに出品される。



細断された「風船と少女」、予想落札価格は6~9億円


今回、出品されるのは「風船と少女(Girl with Balloon)」からシュレッダーで細断されたことで「愛はごみ箱の中に(Love is in the Bin)」へとタイトル変更されたもの。ビクトリア調のフレームに収められた自壊する前の原画はオークションでは140万ドルの値がついていた。


作品は、10月14日に競売大手サザビーズのオークションに出品されるが、今回の予想落札価格は400万~600万ポンド(約6億1000万~9億1000万円)とされている。

ここ数週間、イギリスでは複数のバンクシー作品が出現しており、そのほとんどがイギリス東部のイースト・アングリア周辺に集中している。ノーフォークとサフォークに現れた新しい作品の正当性についてはバンクシーの専門家によって確認されている。



渋谷でも「風船と少女」展示が開始、2018年のオークション時のフレームを再現


日本では今月5日より、150点制作された「風船と少女」のひとつを展示するアート展が、東京・「世界一小さな美術館@GMOデジタル・ハチ公」にてスタートしている。同展で展示される「風船と少女」は、3Dプリンターなどで再現した2018年のオークション時と同じフレームに納められており、作品、フレーム、スペシャルムービーと立体音響で展示空間が一体となった没入感のあるアート鑑賞体験ができる。


関連記事:渋谷でバンクシー「風船と少女」の展示が開始! 「世界一小さな美術館@GMOデジタル・ハチ公」に行ってきた

written by Jun Fukunaga

source: https://mixmag.net/read/banksy-self-destructed-artwork-back-on-sale-sothebys-news

photo:banksyfilm YouTube

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