GoogleがARP Odysseyなどビンテージ機材をバーチャルで演奏できる無料サイト「AR Synth」を公開

ほかにもMoog Memorymoog、CR-78などが用意されており、ステップシーケンサーを操作してサイト上で演奏できる。
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2021.03.13 06:00

Googleが有名ビンテージシンセをバーチャルで演奏できる無料サイト「AR Synth」を公開した。



ARP Odysseyなどをバーチャル空間で自由に演奏してみよう! 


「AR Synth」には、3DCGで再現されたMoog Memorymoog、ARP Odyssey、Fairlight CMI、Akai S900、Roland CR-78が用意されており、ユーザーはサイトにアクセスすることでバーチャル空間内で自由にそれらのシンセを演奏することができる。また、ARに対応するスマホの場合は、ARで再現されたそれらのシンセを演奏することも可能だ(iPhone11で試してみたところ、未対応だったため実証実験できず)。 




各シンセには16ステップシーケンサーが用意されており、ユーザーがDAWソフトのように自由に打ち込み可能。また、各シンセにはランダマイズ機能も搭載されており、音楽制作の知識がなくても気軽にバーチャルシンセを演奏できるところがおもしろい。




"エレクトロニックミュージックのバーチャル博物館"「Music, Makers and Machines」 


「AR Synth」は、Googleの「Google Arts & Culture」プロジェクトの一環として公開されている「Music, Makers and Machines」というインタラクティヴなバーチャル展示の関連プログラムのひとつ。「Music, Makers and Machines」は、Bob Moog Foundationのアーカイヴプロジェクト「Moogseum」やファションブランド/音楽レーベル「Kitsune」など50団体以上の協力の下、音楽機材、クラブカルチャーなどエレクトロニックミュージックの歴史を紹介する動画や音声、記事がアーカイヴされている。


また、TR-808などの有名機材や、ベルリンの有名クラブ「Tresor」のドアなど、エレクトロニックミュージックシーンの歴史におけるアイコニックなアイテムを3DCGで再現。オンライン上でユーザーは自由にそれらに触れることが可能だ(Google Arts & Cultur‪eアプリ(iOS/Android)をインストールしたスマホではARで見ることもできる)。





「AR Synth」を含め、まさに"エレクトロニックミュージックのバーチャル博物館"といえる「Music, Makers and Machines」。興味を持った人は以下のリンク先で今すぐアクセスしてみよう! 


AR Synth: 

https://artsexperiments.withgoogle.com/ar-synth/


Music, Makers and Machines: 

https://artsandculture.google.com/project/music-makers-and-machines


written by Jun Fukunaga 


Source: 

https://artsexperiments.withgoogle.com/ar-synth/ 

https://artsandculture.google.com/project/music-makers-and-machines 


All photos: Google Arts & Culture

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