最近の音楽制作機材トレンドのひとつとして、注目を集めるPCいらずのスタンドアローンモデル。その有名どころといえば、今年リリースされたAKAI Forceだが、今後予定されている最新のファームウェアアップデートにより、同機を含むAKAIのスタンドアローンモデル3機種と人気DAWのAbleton Liveの連携が強化。AKAI Force、MPC X、MPC Liveの3機種で作成したプロジェクトがAbleton Liveで読み込み可能になる。
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AKAIはMPC用の最新ファームウェア「MPC Firmware 2.6」、Force用の「Force firmware 3.0.3」を近日中に配布予定。3機種からAbleton Liveへのプロジェクトの移行はシームレスに行えるようになり、Ableton Liveで使用可能なプラグインなどを使って、さらに凝った音作りが行えるようになる。
またファームウェアのアップデートにより、例えば最新のMPC Firmwareには、グリッドオートメーション、ステップオートメーション、ミキサー画面でのサブミキサーの追加、新しいTUIレイアウトのAkaiのヴィーンテージエフェクトなどが追加されることに。
一方、Force firmwareでも、MPC Firmware同様のアップデートが行われたほかに、マトリックスモードの機能強化、、キーグループ機能の変換、外部キーボードを使用した場合のスケール選択の改善、コンピューターモード選択時にForce自体をオーディオインタフェース化可能などの機能が新たに追加される。
このように人気DAWとの連携強化だけでなく、新たな機能が追加されることになったAkai製品の新しいファームウェア。音楽クリエイターの制作環境を向上させるアップデートとなるだけに、AKAI Force、MPC X、MPC Liveユーザーは、こちらのリンク先で詳細をチェックしておこう。
written by Jun Fukunaga
source:
https://www.akaipro.com/mpc-force-firmware-newsflash
photo: AKAI