札幌出身の男性ラッパー・SALUの歴史や代表曲、人気アルバム情報

華麗な歴史を歩んできたラッパー
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2020.02.24 02:00

華麗な歴史を歩んできたラッパー


2011年に配信作品でデビューしたSALUという男性ソロラッパーは、高い能力を見込まれて名門レーベル・TOY'S FACTORYへと移籍し大活躍を続けてきた。2018年7月にはEXILEのボーカル・SHOKICHIが立ち上げた新レーベル『KOMA DOGG』に電撃移籍し、さらなる躍進を続けている。そんな彼が辿って来た歴史や代表曲・人気アルバム情報を紹介していく。




SALUの生い立ちとデビューまで


SALUという日本人男性ラッパーは、1988年に北海道の札幌市にて誕生した。幼少期からラップミュージックを愛するようになり、中学生の頃からラップの勉強をスタートさせる。10代後半で神奈川県の湘南地域に移住し、20歳を過ぎてから本格的にラッパーとして活動はじめた。圧倒的な才能で音楽関係者に高く評価された彼は、ほどなくして2011年に配信シングルでデビューを飾り、翌2012年には『ONE YEAR WAR MUSIC』というレーベルとの契約を獲得する。


そして2012年春にデビューアルバム『IN MY SHOES』をリリースすると、そのクオリティが高く評価されてオリコン週間ランキングにていきなり上位にランクインした。続く6月には両A面シングル「I GOTTA GO/ホームウェイ24号」をリリースし、オリコン週間シングルランキングにて総合TOP100入りを果たす。ちなみにラップ系新人アーティストの作品が部門別チャートではなく総合チャート上位に入るのは極めて異例なため、SALUに対する注目度は一気に高まった。



2013年にTOY'S FACTORYへ移籍


2012年における際立った活躍ぶりを受けて、SALUは国内の名門レーベル『TOY'S FACTORY』からのオファーを受け、2013年2月に同レーベルに移籍する。つまりMr.ChildrenやSEKAI NO OWARI、BUMP OF CHICKENといった超大物アーティスト達と同僚になったというわけだ。6月にはTOY'S FACTORYに移籍してから初の作品でセカンドアルバムにカウントされる『In My Life』を発表すると、このアルバムはチャートにて総合TOP50入りを果たした。アルバム発売の2ヶ月後には「堕天使パジャマ」というデジタルシングルをリリースし、ファン層を広げる。10月からはAKLOというヒップホップMCとのツーマンライブツアー『O.Y.W.M. TOUR 2013』を開催し、共演者のAKLOと共に全国のファンを魅了する。大好評のうちに終了したツアーのうち、渋谷公演の模様は映像化されて2014年2月にDVD作品としてリリースされた。2014年にはTOY'S FACTORYに移籍してから2枚目となるアルバム『COMEDY』を発表し、こちらも高い評価を獲得する。


なお、ラッパー・SALUはデビューしてから様々なアーティストとのコラボを行ってきた。TOY'S FACTORYに移籍してからは、より幅広い分野の人達とコラボするようになっていく。例えば、2014年9月にはSMAPとコラボし彼らのアルバム『Mr.S』にて香取慎吾のソロ曲「SKINAIRO」の制作に参加した。他にも若旦那(湘南乃風)、清水翔太などの大物アーティストと仕事をするようになって彼の知名度は年々向上していく。




2018年にLDH系レーベルに移籍


TOY'S FACTORYに所属して順風満帆なラッパー活動を行っていたSALUであるが、2018年に大きな転機がやって来た。7月に東京・恵比寿で行われたライブにて突如、LDH MUSIC内のレーベル・KOMA DOGGへの電撃移籍を発表して会場に集まったファンを驚かせる。KOMA DOGGとはEXILEのボーカルの1人であるSHOKICHIが立ち上げた新レーベルで、SHOKICHIから才能を見込まれて移籍し、同レーベルの初の所属アーティストとなった。同郷のEXILE SHOKICHIとコラボした配信シングル「Good Vibes Only」をリリースすると、の全国に存在するEXILEグループのファン達の心を掴む事に成功する。


2019年にはKOMA DOGGに加入してから第2弾となるシングル「RAP GAME」を発売し、この曲は配信分野で大ヒットした。2019年9月には『Say Hello to My Minions 2』という、2016年発売の『Say Hello to My Minions』の続編という位置づけのアルバムを発表し、さらに評価を高める。ちなみに入国手続きなどの問題により直前で中止となってしまったが、海外での人気も高いため2019年秋には、SKY-HIと共に韓国・香港・台湾を廻るアジアツアーも計画されていた。その他、彼はラッパーのみならず甘いルックスをいかして別の領域でも活躍をしている。2019年秋に開催された東京コレクションでは、某ブランドのショーにランウェイモデルとして参加してウォーキングを披露した。




SALUの代表曲・人気アルバム情報


SALUの楽曲の中で1番人気が高いと言われているのが、セカンドアルバムの表題曲「In My Life」だ。こちらのミュージックビデオは、TOY'S FACTORYのYouTube公式チャンネルにおいて2013年5月にアップされてから500万回以上の驚異的な再生回数を記録してきた。ラップ基調の曲ではあるものの、サビの部分はMr.Childrenの曲に通ずるキャッチーな雰囲気があり、ラップ好きではない人達からも幅広く支持されている。ちなみに、この曲のミュージックビデオには、カリスマモデルの玉城ティナがキャストとして出演している。


続いてアルバムの中で最も高い支持されているのが、2016年発表の「Say Hello to My Minions」というSKY-HIとのコラボ作品だ。こちらはTOY'S FACTORYに加入してから6枚目となるアルバムで、オリコン週間アルバムチャートでは30位台という好結果を残した。CDのほかMP3版・ストリーミング版も大ヒットし、SALUの人気を決定づけたところがある。その他、この作品に対する高い評価を受けて3年後となる2019年に発売した『Say Hello to My Minions 2』という続編アルバムも、パート1同様に人気が高い。



written by 編集部


photo: https://www.salu-inmyshoes.com/

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