ドラムンベース(Drum'n'bass)はコアなファンを多く抱える、音楽のジャンルの1つだ。そんなドラムンベースのスペシャリストといえば、MC CARDZだ。MC CARDZはラジオなどもやっている人気MCだが、ここではそんなMC CARDZについて解説していきたい。
MC CARDZを説明する上で、外せないのがドラムンベースだが、そんなドラムンベースの魅力は数多くある。そもそもドラムンベースとは、数ある電子音楽のジャンルの内の1つだ。BPMが160以上あるのが特徴で、複雑に絡み合ったインコペーションを使い、ブレイクビーツサウンドにキックなどを加えていき、それらを高速で奏でて行く。そんなドラムンベースが多くの人を虜にしているのは、以上の要素に加え他の電子音楽にはない、重低音を楽しめるからだ。1度ドラムンベースの重低音を聞いた人の多くが、その魅力に取り憑かれると言われている。
日本におけるドラムンベースの歴史は古く1996年に日本の団体が、本場イギリスのドラムンベースのアーティストを積極的に日本に誘致したことが始まりだ。その結果日本でも多くの人がドラムンベースに触れることになり、日本でも多くのドラムンベースのファンを生み出した。次第に日本人からもドラムンベースを扱う人が現れ始め、MC CARDZもそんな数ある日本のドラムンベースを扱うアーティストの1人だ。本場イギリスにも引けを取らないほど熟練した、ドラムンベースのアーティストが増えてきた。
日本におけるドラムンベースの第一人者でもあるMC CARDZは、本業のドラムンベースを扱うことに加え、ラジオなども行なっており積極的に、ドラムンベースの魅力を伝えている。そんなMC CARDZは1982年に和歌山で生まれた。当初ヒップホップMCとして、主に関西圏で活動していた。そんなある日MC CARDZはドラムンベースと出会い、すぐさまドラムンベースの魅力に取り憑かれたMC CARDZは、自らドラムンベースを扱うアーティストを目指すことになる。そこからはヒップホップMCとしての活動をやめ、ドラムンベース一筋で活動をしていき、以後10数年にも渡って、ドラムンベースの現場の最前線で音楽活動をして行く。この経歴は日本のドラムンベースのアーティストの中でも異色だ。
MC CARDZのドラムンベースの腕前は超一流で、日本全国の有名イベントに数多く出演しており、一年中日本全国を駆け回っている。その実力は海外でも高く評価されており、海外の有名アーティストが来日する際には、必ずと言っていいほどMC CARDZがサイドMCを務めている。人気実力共に、業界ナンバーワンの呼び声も数多くあるほどだ。インターネットラジオ局block.fmで配信されている人気長寿番組の、メインナビゲーターを務め、ラジオのリスナーを熱狂させた。他にも日本最大級のクラブイベントのメインパーソナリティなどもやっている。大晦日の巨大イベントの総合司会なども務めていて、それらの全てで高い評価を得ている。このように幅広い場面で活躍するには、相応のスキルなどが必要になるが、MC CARDZそれらのスキル持っている他、様々な場面でも柔軟に対応できる、確かなセンスを併せ持っている。
多くのイベントで活躍する反面、ドラムンベースの実力も確かなもので、MC CARDZが主催のイベントも毎回盛況だ。日本全国にMC CARDZのファンは点在しており、さらには海外にも数多くのファンがいる。それらのファンが毎回イベントに駆けつけるため、どの公演も盛況の内に幕を閉じる。ラジオのイベントもいつも大盛況で、それらのラジオを通じてドラムンベースの知名度向上も務めている。多くのドラムンベースファンの憧れでもあるMC CARDZは、ドラムンベースのさらなる発展のためにその技術を、若い世代に積極的に教えている。このようにMC CARDZは名実ともに、日本におけるドラムンベースの第一人者といっても過言ではない。
written by 編集部
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