ツインボーカルが魅力のバンド! King Gnuの読み方の由来やバンドの魅力とは

バンド名の読み方が分からないという人が続出
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2020.03.02 04:00

バンド名の読み方が分からないという人が続出


若手バンドの中でも群を抜いて注目されているのが、King Gnu(キングヌー)だ。このKing Gnuの読み方が分からないという人達が多数いることをご存知だろうか。SNSなどで注目されているものの、どのように読めばいいのか分からない、どんな意味のバンド名なのか知らないという人も多数いるそうだ。そこで今回は、このKing Gnuのバンド名の由来や読み方について詳しく解説する。


まずKing Gnuは、King(キング)とGnu(ヌー)の造語であること。Kingは王様などの意味合いを持っていることは分かっている人も多いだろうが、Gnuの方の読み方が分からないといった声が続出した。Gnuは「ヌー」と読むそうで動物のヌーであることが判明している。直訳すれば動物のヌーの王様という意味合いなのか。


バンドメンバーによると、「群れがどんどん増えて大きくなる感じがロックバンド的かなと。だからもっとバンドも大きくしようと思った」と言っている。ヌーは徐々に仲間を増やして合流していき、最終的にはかなり大きな群れで行動するようになるそうだ。このヌーの習性をイメージしてバンド名が付けられた。バンドメンバーだけではなくファンも増やし、最終的にはヌーの大群のようになりたいといった願いが込められている素敵なバンド名がKing Gnuなのだ。



King Gnuのメンバーを紹介


King Gnuは4人組のバンド。ギター、ボーカルやトラックメイキングを担当しているのが常田 大希(つねた だいき)。それから、もう1人のボーカルを担当しているのが井口 理(いぐち さとる)。このバンドはツインボーカルが魅力のバンドでもあり、楽曲によってメインボーカルが変わるのが特徴。リズム隊であるドラムの勢喜 遊(せき ゆう)とベースの新井 和輝(あらい かずき)の4人組で活動をしている。


ツインボーカルの常田と井口は小さな頃からの幼馴染で、東京藝術大学音楽学部に進学。常田は、音楽学部器楽科チェロ専攻に進学したものの1年足らずで中退。井口は音楽学部声楽科卒業といった経歴の持ち主だ。音楽的にも才能あふれる4人が出会い、結成されたのがKing Gnu。常田はソロプロジェクトである「millennium parade(ミレニアム・パレード)」の活動も同時に行っている。チェロ演奏はもちろんのこと、たくさんの楽曲提供を行っているのも特徴だ。


井口は2019年からオールナイトニッポン0のパーソナリティーとして活躍する一方、SNSなどでも勢力的に活躍しており、歌っている時と喋っている時のキャラクターが別物だとファンの中からも言われていて、歌っている時は「井口さん」、SNSなどでふざけている時は「井口」などと呼ばれることがあるほど、ギャップが凄いボーカルだ。



King Gnuの楽曲について


King Gnuの魅力は何といってもツインボーカルにある。ツインボーカルのアーティストは今までも多数いたが、その中でも群を抜いていると評価されている。特に井口の声は透明感があり、男性なのに女性のような高音が出る。また常田のハスキーボイスと合わさることで、King Gnuにしか出せないツインボーカルが誕生した。この2人にしか出せない世界観がKing Gnuの魅力でもあるのだ。


また楽曲も日本語歌詞がメインの物が多く、入ってきやすいので感情移入しやすいとも言われている。状況や環境などがイメージしやすいことも特徴のひとつなのだろう。さらにリズム隊がしっかりサポートしてくれているので、楽曲が耳に残りやすいのも魅力。一度聴いたら、また聴きたいとなる魅力満載のバンド。またラグビーの会場で流された「飛行艇」が、その会場全体の雰囲気にマッチしていると評価され注目された。


元々、人気俳優が出演しているドラマに起用された「白日」で注目され、その後も躍進し続けている。人気アニメのエンディングとして使われていた「Prayer X」もその世界観を表していると評価され、人気の高い楽曲の一つだ。活動を開始してからまだ数年しか経っていないものの、すでにCM曲としても使われるほどの人気ぶりなのだ。



耳に残る楽曲と読み方が分からないバンド名


King Gnuがここまでヒットした理由の一つが、同じ音楽業界にいる人達からの評価があったと言われている。有名なアーティストがSNSなどで評価することも人気に拍車を掛けることになったのだろう。音楽業界の人達がこぞって評価する理由は、演奏力の高さと楽曲のクオリティの高さにある。さらに、井口さんの魅力ある声も相まって理想的な形で躍進することができているのだろう。


さらに読み方が分からないバンド名というのは知りたいという欲求に代わり、注目されやすいというのも事実だ。読み方が分からなかったという人がSNSでも続出したこと、そしてそれが話題になりまた注目されるというのが今の人気に繋がるひとつの要因と言える。その読み方が知りたいと思うということはそれだけ気になる楽曲を作っていること、さらにどんな人達が歌っているのだろうと気になることが背景にあるからだ。この相乗効果によってKing Gnuは躍進することになった。


耳に残る楽曲、さらには印象的な歌詞が若い世代を中心に人気が出ている。フェスなどに参加することも多くバンド名も知らなかったという人すらも魅了する楽曲は、King Gnuならではと言えるのではないだろうか。




written by 編集部


photo: https://kinggnu.jp/

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