人気の4人組ロックバンド、[Alexandros]は楽曲もメンバーも魅力的!

音楽性が幅広いバンド! [Alexandros]の魅力を紹介
SHARE
2020.03.05 06:00

音楽性が幅広いバンド! [Alexandros]の魅力を紹介


[Alexandros]は、2010年にデビューをした4人組のロックバンドである。若い世代を中心に高い評価を得ていて、ロックだけでなく、オルタナティブやエモなどのエッセンスが活かされている幅広い音楽性が魅力だ。今回は[Alexandros]の特徴や、やや特殊なメンバーのバイオグラフィーのほか、ファンから特に人気がある楽曲を紹介する。




中心メンバー川上洋平の人物像と魅力


バンドの中心人物である[Alexandros](アレキサンドロス)の川上洋平はヴォーカル担当だ。バンドの発起人でリーダー的存在の川上が楽曲のほとんどを作詞作曲している。ハードロックやメロディアスな曲調を得意とし、多数の楽曲をヒットさせていることで有名だ。テレビドラマやCM、ゲームなどのタイアップ曲が多いことでも知られているが、楽曲の大きな魅力は川上の伸びやかな歌唱力や発音にある。川上は9歳頃から15歳までの多感な時期を中東シリアで育った。


シリアでは、インターナショナルスクールに在学していたため英会話が得意で、日本語と英語がちりばめられている歌詞作りのルーツになったと言える。英語部分に限り中東訛りの発音であるが日本のロック界では特殊と言え、[Alexandros]にとってオリジナリティのひとつとなった。川上はシリアにいた頃、すでにバンド活動を行っていて10代の頃にはイギリスの世界的有名ロックバンドの影響などを受ける。また、バンドが[Alexandros]と名付けられる以前はシリア時代のバンド名と同じChampagne(シャンパン)であった。


2014年にバンドの改名を発表し、日本武道館での初公演時に[Alexandros]と初めて公表される。川上は音楽に高い才能を持つ人物だが、帰国後に有名大学の法学部に入学するなど成績が良かった。学生時代にデビューできなかったことで、一時は広告代理店へ営業として就職した経歴も持つ。デビューまでに時間がかかったり、異国の地で過ごした子ども時代であったり、多くの経験を積む中で川上の歌詞はハードな精神世界を表現するに至る。泥臭さを持つ歌詞は川上の人間性を大きく反映し、甘いマスクとスタイリッシュな外見とのギャップがあると多くのファンから言われているが、高音を得意とする繊細な声とマッチしてひとつの魅力となっていると言える。


加えて無類の映画好きでも知られる川上の歌詞には好きな映画や楽曲をオマージュした単語なども含まれ、遊び心を感じさせる部分にも、10代から20代の若年層から高い支持を得ているのだ。年間で100本以上の映画を鑑賞しており、ブログで鑑賞作品を公開したり、映画についての記事が音楽雑誌に掲載されたりしたこともある。テーマソングを担当した邦画では、俳優として2017年にデビューし英語教師役を担当した。プライベートでは保護猫を飼育するなど優しい一面を持ち、メンバーへ愛猫の動画を送信したり、実家で飼われていた猫をデザインしたスマートフォン用のケースを販売したりしている。




Vo.川上とバンドメンバーの関係や特徴を紹介


[Alexandros]のメンバーは川上洋平と学生時代を共にした仲間で構成されている。ベーシストの磯部寛之は川上と大学受験の場で出会った。恋人と破局して落ち込んでいる時に川上によってメンバーへ誘われる。卒業後は川上と同様に一般企業へ就職しバンド活動を継続させていたが、福岡への転勤などもあり、長距離を移動しながら週末のみバンドに参加する苦しい時代を送った。ベースと共に美しい高音のコーラスで[Alexandros]に貢献しているが、ファンにはロイヤルスマイルなどと呼ばれる磯部の笑顔に人気が高い。


高校入学前にアメリカで4年間を過ごしていた帰国子女で、在米中にはスポーツのほかに吹奏楽に取り組むなど音楽に触れる機会も多かったとされる。2019年の公演で転倒事故を起こし、ひざを骨折したとニュースになったがバンド活動は休止せずに続けた。ギタリスト白井眞輝とドラマーの庄村聡泰は川上と同じ高校出身である。白井と川上は高校の軽音部で世界的有名ロックバンドのコピーバンドで活動していたが、白井が音楽の専門学校に進学したこともあり卒業と同時に一時疎遠となった。


しかし川上の路上ライヴで2007年に再会し、当時のバンドに加入してから現在の[Alexandros]に継続してメンバー入りしている。庄村は川上、白井と高校の軽音部で活動していた後輩だ。2019年に音楽活動をする人物に多いとされる神経疾患を患っている。通常よりも高い位置にクラッシュシンバルを設置したドラミングと、ファッションセンスの良さで知られる人物で、[Alexandros]にはサポートメンバーから加入した。




[Alexandros]の人気がある楽曲とは


ロングヒットとなっている[Alexandros]の楽曲は、2010年リリースの「ワタリドリ」である。映画のテーマソングでありビールメーカーCMのタイアップ曲に選ばれた。躍動感あるメロディーと軽快なリズムに旅立ちや夢をテーマにした歌詞がマッチし、ファンからも高い支持を得ているが、ヴォーカルの高音によって歌うのが難しいと言われている。バラードでは、2016年にリリースされたアルバム曲「ムーンソング」が人気で、クレジットカードのCM曲にもなった。片思いを光と闇の世界で表現し、愛する人を失った悲しみが歌われている美しい楽曲である。また、2019年の10月には「あまりにも素敵な夜だから」をドラマのタイアップ曲としてデジタルリリースしている。痛快で踊りたくなる楽曲とメンバー自身が語る楽曲で、都会的でポップな要素が大きな魅力だ。




written  by 編集部


photo: https://alexandros.jp/

SHARE