あなたはどんなジャンルの音楽が好みだろうか。音楽に色々なジャンルがあるように、人によって好きな音楽も様々だ。実は好きな音楽によってその人の性格がある程度分かるという研究結果が出ている。どんな性格の人がどんな音楽を好むのか見ていこう。
音楽の好みによって性格を調べる研究はイギリスのとある大学で行われた。ここで注意してほしいのが実験が行われたのがある大学の構内だという事だ。もちろん年齢は限定されるため、ここのデータがそのまま全人類に当てはまるというわけではない。それでもとても興味深いデータである事は間違いないので、自分の性格と好みの音楽のジャンルが当てはまるかチェックしてみよう。
まずは世間で流行っているヒットソングが好みだという人の性格を見てみよう。とても多くの人がこのジャンルの楽曲が好きなのではないだろうか。ヒットソングが好きな人は自己評価が高くて外交的で穏やかな人が多い。また最新の情報を仕入れることに長けているから探求心も高いだろう。しかしながら世間で流行っている曲を聞くため、創造力や独自性には欠けるだろう。
では、ロックやヘビーメタルが好みな人の性格をチェックしよう。こういった楽曲が好きな人には自分の好きな曲にはこだわりを持っているという印象を持つ人も多いのではないだろうか。しかし、逆に楽曲にこだわりがあるという事は自己評価が低いという事になる。自己評価が低いためにより誰よりも楽曲を深く聞こうとし、知識をつけることによって自分の存在意義を見出しているのだ。楽曲についていろいろと考えながら聞くので創造力には長けている。しかしある意味職員気質なので外向性はお世辞にも高いとは言えないだろう。そしてクリエイティブではあるが、努力家ではないので、自分で想像力を高めようとはしない。あくまでも音楽ありきの想像力なのだ。
最近は、ダンスが必須授業になっていることから、ダンスミュージックが好みだという人も増えてきている。ダンスミュージックが好きな人の性格はとてもクリエイティブで外向的だ。何か新しいことを考えてチャレンジしようというエネルギーにあふれているし、それを実行するために多くの人とのコミュニケーションを取れる性格も持ち合わせている。一方で、性格的には浮き沈みが激しくて安定しない人が多い。ある時はカッとなって相手に飛びかからんばかりの勢いで怒るときがあれば、またある時は急に落ち込んだりもする。周りの人は振り回されることもたまにあるだろう。
HIPHOPなど、ラップが好きな人は、自己評価が高い人が多い。ラップはとてもメッセージ性が強く、時には相手を攻撃したり、時には自分を奮い立たせるものが数多くある。ラップを聞いて自己のエネルギーに変えている人が多いので、自己評価が高くなるのだろう。そして外交的な人が多いのが特徴だ。ラップにはフリースタイルという見知らぬ相手とバトルを繰り広げる物がある。よりラップへの造詣を深めるためには、コミュニケーション能力は必要不可欠なものとなる。
そして、近年ネットでとても話題になった研究結果が発表された。音楽の好みは14歳ごろまでに聞いていた音楽によって決まるというものだ。とある研究によると、好きな楽曲を多くの人に調査した結果、14歳ごろに聞いた音楽に最も強い影響を受けているという事が判明したのだ。一方、20歳になってから聞いた楽曲はその人の音楽観に関して半分以下の影響しか与えていないとのことだ。この発表によるネットの反応は様々だが、最も多感な時期である14歳に聞いている音楽は私たちに何らかの影響を与えているという事はうなずけるのではないだろうか。興味がある人は14歳の頃に聞いていた楽曲を思い出してみよう。
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Written by 編集部