ネットで近年、あらゆるミュージックジャンルを網羅した、いわゆる音楽地図と呼ばれるサイトが登場し、話題を呼んでいる。このサイトに行くと、英語で様々ン音楽ジャンルが明記されていて、好きなジャンルを聞くとそのジャンルの代表曲を聞くことが出来るようになっている。このサイトを見ると、改めて音楽のジャンルの多さに驚くのではないだろうか。
ミュージックジャンルを一口に言っても本当に数多くあり、そのすべてを正確に説明できる人は本当に少ないのではないだろうか。ここでは代表的でよく聞かれるミュージックジャンルについて簡単な解説をしていく。
R&Bは、正式にはリズムアンドブルースと呼び、黒人たちが迫害を受けている中で自分たちの音楽を楽しむために生まれた。この音楽の特徴としてはブルースと呼ばれる独特のリズムに乗って、白人には決して真似が出来ないような声の厚さで叫ぶように歌うことにある。このR&Bから派生したものがファンクやソウルといったジャンルである。
もう一つ、R&Bから派生したものの中で一大ジャンルとなっているものがある。それがロック・ミュージックだ。ロック・ミュージックの激しさと、R&Bは共通点がなさそうだが根っこは同じなのである。
現在ではジャンルは多岐にわたっているが、主な特徴としては8ビートであること、スリーコードであること、そしてメインとなるメロディーはエレキギターによって奏でられることがある。時代によってさまざまなジャンルが誕生した。
ロックから派生して特に特徴的なのがパンクロックである。パンクというのはチンピラを意味する言葉である、そのため、パンクロックが誕生した当初は歌詞に反社会的な意味合いが含まれるものが多かった。現在では歌詞よりも音楽スタイルによってパンクと呼ばれることがほとんどだ。特徴としてはパワーコードを多用することによってより単純にノることが出来るようになってる点だろうか。パンクによって誕生した代表的な観客のアクションにヘッドバンキングがある。
ミュージックのジャンルは、ロックを細分化したものを追いかけるだけでとても数多くなる。ロックの派生ジャンルばかりを書いても仕方ないので、全く違うミュージックジャンルを解説していこう。
現在の音楽シーンで欠かすことのできないジャンルといえばテクノミュージックではないだろうか。テクノミュージックは他のジャンルと明確な違いがある。それは音楽のトラックを全てコンピューターなどの夜打ち込みでおこなっているという事だ。それによって他のジャンルでは決して聞くことが出来ない独自のサウンドを楽しむことが出来る。テクノと並んで有名なクラブミュージックにハウスがあるが、両者には明確な違いがある。テクノの場合は比較的自由で簡単に言えば何をやっても許される音楽ジャンルとなっている。実験的な試みはほとんどテクノミュージックによって行われているのだ。一方ハウスの場合はリズムは4つ打ちで、同じメロディーラインを繰り返すという明確なルールがある。
迫害されている黒人が生み出した、もう一つの一大音楽ジャンルといえばジャズだろう。ジャズもテクノと同じようにかなり自由なジャンルであり、90年代以降はロックやソウルなどと混ざり合って独自の進化を遂げている。ジャズの自由さは何といっても演奏にある。特に譜面などが無くミュージシャンのその日の気分によって即興的に演奏されることがほとんどだ。
最後に最もよく聞かれるポップスについて解説しよう。とはいえ、特に明確なジャンルはなく、広義としてたくさんの人に親しまれる音楽というものがある。伝統音楽やクラシックは省かれるが、それ以外ならばどんな音楽でも多くの人になじみの良いミュージックであればポップスとなるのである。
参照:http://everynoise.com/engenremap.html
Written by 編集部