KOHHはマルチな活動をする注目のラッパー/HIP HOPアーティスト

話題の人物、ラッパーKOHH
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2018.06.10 12:09


話題の人物、ラッパーKOHH


近年、首にまでタトゥーを彫っている個性的なルックスが特徴のKOHHという日本人男性ラッパー/HIP HOPアーティストが、類まれなる才能にて日本だけでなく海外でも注目を集めている。そんな彼のマルチな活動ぶりを紹介する。




ラッパー/HIP HOPアーティスト、KOHHのプロフィール


KOHH(千葉雄喜)とは、1990年東京生まれの日本人男性である。10代の頃から地元で音楽活動を開始して2000年代に関しては全く無名のラッパー/HIP HOPアーティストであったが、2013年に入って、とあることがきっかけとなって注目が集まり、2014年に34歳になってようやくメジャーデビューのチャンスを掴む。そして2014年夏に発売されたメジャーデビューアルバム「MONOCHROME」をリリースすると、音楽配信のHIP HOP曲ランキングで上位にランクイン。2015年以降に発売された作品も続々ヒットしたほか、公式映像チャンネルでの映像配信がきっかけで海外からの人気が急激に高まる。一方、国内では音楽業界関係者から高い評価を受けるようになり、2016年には日本を代表するアーティスト・宇多田ヒカルの8年ぶりの国民待望のオリジナルアルバムに宇多田との共作曲で参加し、このアルバムが大ヒットしたことで、その知名度は全国区となる。また、2017年以降はCDだけでなくライブ分野でも様々な大物アーティストと共演しており、ミュージシャンとして上り調子がひたすら続いている。






モデルとしてはパリコレにもデビュー、世界的ブランドにも注目される


KOHHは本業はあくまでラッパー/HIP HOPアーティストであるが、2014年にメジャーデビューして以来、高いファッションセンスにも注目が集まるようになった。そして、2014年秋にはMercedes ­Benz Fashion Week Tokyo(東京コレクション)2015Spring/Summerにて、FACETASMというストリート系のハイファッションブランドのショーにモデルとして抜擢された。なお、このショーの出演に関しては、KOHHが1からオーディションを受けて出演に至った形ではなく、彼のことを知っていたデザイナーからの直接のオファーにて出演が実現した。さらに、そのブランドがその後ファッションショーの世界最高峰・パリコレクションに参加するようになると、2016年初夏開催の2017年春夏シーズンのパリコレクション(メンズ)のモデルにも抜擢。通常、モデルとは数年の下積みを経てパリコレにデビューするのが通例ながら、デザイナーに強く気に入られている彼は、殆どまったくモデル経験のない状態の中で見事にパリコレデビューを果たした。さらに、パリコレにも長く参加しているフランス最高ランクの老舗ブランドにも気に入られ、彼を単独モデルに起用した商品PR撮影が行われるなど、モデルとしての国際的な活動にも注目が集まっている。




KOHHとはどんな人物か?


上半身に関しては、胸の辺りだ下でなく首にまで目立つタトゥーがあるため、一見怖いお兄さんのように見えるKOHHとはどんな素顔のラッパーなのであろうか。様々なメディアで見せる彼の雰囲気は誠実で物腰柔らく、言葉遣いも丁寧な人格者。そして、体にタトゥーが多いのは単に昔は彫り師を目指していたほどタトゥーというボディアート自体が好きだからであることも判明している。また、お金を稼ぐために売れそうな曲を作るのではなく売れそうなものを逆算して作るようなタイプではないことでも知られ、外見と誠実な人柄のギャップの大きさも人の心を惹きつける要因の一つとなっている。





デザイナーとしての活動も開始


ラッパーを軸にモデルとして活躍しているKOHHは、2018年に入って「Dogs」というアパレル系通販サイトをオープンさせ、服飾商品をはじめとするデザイン業もスタートした。類まれなる才能にて、今後はラッパー・モデル業だけでなくデザイナーとしての活動にも注目が集まる。


Photo:https://twitter.com/kohh_t20/media


Written by 編集部




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