義手ってすごいな。 2012年、事故で右腕の肘から先を失ったドラマーJason Barnes(ジェイソン・バーンズ)。彼は夢であったドラマーになるべく、ジョージア州にある音楽学校「アトランタ・インスティテュート・オブ・ミュージック・アンド・メディア」に入学。その後、ドラム指導者の紹介でジョージア工科大学の教授Gil Weinberg率いるチームと出会う。
そして、ドラムを叩くことが可能なまでの義手を手に入れた。それが2014年のことだ。
いわゆる「バイオニックアーム」というもので、EMGセンサーにより筋肉運動を感知し腕を動かすことができる。今ではしっかり演奏できるレベルまで達している。
まるで、スター・ウォーズのルーク・スカイウォーカーの義手みたいだ。
バーンズ氏の義手は、今では常人の4倍ものスピードでドラムプレイが可能。さらには3つの異なるスティック・パターンもプレイできてしまう。普通の人ではプレイできないようなバイオニックアームだからできるドラムプレイがあるってことだ。バーンズ氏を紹介した映像では、義手を使ってピアノ演奏をするシーンも見受けられる。細かい事もできる。
義手すごいな…。
バイオニックアームでドラム演奏をするのに、2台のコンピューターと技術チームが必要らしい。これにより、バーンズ氏の自由を制限している。これではミュージシャンとしてツアーができない。
さらに言えば、バイオニックアームは、ジョージア工科大学の方針により、自由に使用できないし、活動で利益を得ることも難しいようだ。
そこで、バーンズ氏のためのクラウドファンディングがある。
現在は、ジョージア工科大学の義手を付けているが、このクラウドファンディングに成功すれば、バーンズ氏は自身の義手を手に入れられる。そして、自らツアーをまわれるというのだ。
参考:
https://www.kickstarter.com/projects/400484899/the-cyborg-drummer#
演奏の世界にはすでにロボットも参加している。なので半サイボーグとなったバーンズ氏のように、何かしらの事故で一部を失いつつも、夢を持って演奏者になる人たちが出てくるかも知れない。
written by kissaten
source:
https://www.indiatimes.com/technology/science-and-future/this-cyborg-musician-used-his-cool-bionic-arm-to-become-the-fastest-drummer-alive-in-the-world-343872.html
photo:Facebook