インターネットの発展により、いまや個人が自作の音楽や歌などを無料で宣伝したり、販売したりできるのをご存じだろうか。
提供方法はネット上からのダウンロード販売という形になり、もちろん無料からも可能だ。今からそういったことができるサイトを紹介していこう。
はじめに紹介するのは、「bandcamp」だ。このサイトはアメリカの音楽配信サービスで、値段設定も0円からOK、当然無料からのダウンロード販売ができる。販売のスタイルも1曲、1曲個別に販売するスタイルとアルバム単位にまとめて販売するスタイルと利用が可能だ。曲の値段をお客さんの言い値で決めることができる金額自由制も採用されている。アメリカのサイトということもあり、登録などは全て英語でこなす必要があるが、日本語での解説をしてくれているサイトも探せばあるので利用していこう。購入、支払いとともに「Paypal」のみなので利用するのであれば、「Paypal」は忘れずに作っておこう。手数料(デジタル作品)は15%となっている。
bandcamp:https://bandcamp.com/
次に紹介するのは、「bandpage」というサイトだ。このサイトははじめのうちは「Facebook」のアプリだったのだが、今では「Twitter」や「YouTube」などとも連携が可能になっている。歌や音楽の無料配信だけでなく、実際に演奏している動画や写真のアップロードも可能だし、ライブ情報の告知なんかも可能だ。すでにバンド活動をしているような人にオススメできる。
bandpage:https://www.bandpage.com/
次の紹介は「gumroad(ガムロード)」。作曲家、音楽家のみならず、さまざまなクリエイターが活動しているサイトで、もちろん無料から使える。サイトの構成は音楽ファイルや画像ファイル、ソフトウェアのURLを貼るのみのシンプルさ。「Twitter」や「Facebook」と連携させやすく、作品のアピールやダウンロード販売の設定も簡単。何よりも日本語版のサイトがあるのが魅力なうえ、銀行決済にも対応しているので利用にあたっての敷居は低め、手数料は5%だ。
gumroad:https://gumroad.com/
ここからは「iTunes Store」を利用してのダウンロード配信のサービスを紹介していく。個人による「iTunes」での音楽配信は、仲介業者(アグリエイター)を通すことになる。
まず、最初に紹介するのは「TUNECORE Japan」だ。そもそもは「TUNECORE」という海外のサービスだったのだが、2012年に日本でも利用できるようになった。利用するにあたって無料というわけにはいかないが、とにかく登録してから配信が始まるまでが早くそして安い。1曲あたり年間で1480円、アルバム形式だと、年間で4980円必要。「iTunes Store」のほかにも「Amazon MP3」、「オリコンミュージックストア」などでのダウンロード配信が対応されている。
TUNECORE Japan:https://www.tunecore.co.jp/
次は「monstar.fm」を紹介する。楽曲の登録手数料はシングル、アルバムともに3000円で、以後更新手数料などは発生しない。登録から配信までの期間はおよそ8週間~10週間となっている。「iTunes」はもとより「Napster」、「Amazon」、「eMusic」など対応している配信サイトが多いのが特徴だ。
monstar.fm:https://monstar.fm/
次に紹介する「cdbaby」は、音楽配信サービスの元祖と言ってもいいサイトで、なんとこのサービスが始まったのは1988年。老舗と言っても差し支えないレベルだろう。登録や金銭のやり取りなど全て英語で行わなければならない。対応している配信サイトは「iTunes」以外に「Napster」、「Amazon」、「Raphsody」がある。金額はアルバム1枚あたり4900円で、登録から配信まで2、3ヶ月はかかり、特徴としては手数料が低めでダウンロード配信のほかにCDの委託販売も可能な点だろう。
cdbaby:https://www.cdbaby.com/
Photo:https://pixabay.com/
Written by 編集部