トランスシーンで大活躍中のDash Berlin(ダッシュ・ベルリン)とは?

トランス界の人気DJ Dash Berlin(ダッシュ・ベルリン)の魅力に迫ってみよう!
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2018.05.07 04:56


トランス界の人気DJ Dash Berlin(ダッシュ・ベルリン)の魅力に迫ってみよう!


Dash Berlinは、現在トランスシーンを引っ張っている人気グループである。日本ではあまり馴染みない名前かもしれないが、世界ではトップクラスのアーティストとして知られている。そんなDash Berlinはどういったグループなのか、その魅力について迫ってみよう。


Dash Berlinとは?


Dash Berlinとは、ダッチトランス系の音楽プロジェクトである。メンバーはSebastiaan MolijnとEelke Kalberg、Jeffrey Sutoriusの3人。この中でDJをしているのは、Jeffrey Sutoriusのみという事もあり、Dash Berlinは実質彼の事を差す名前となっている。Jeffrey Sutoriusの父親はジャズバンドのドラムを担当していた事もあり、Jeffrey Sutorius自身も幼少期はドラムを弾いていた。彼がEDMに夢中になったのは高校時代。当時2つのレコード店で働いていたようだが、どちらも地元のDJが集まる人気のレコード店へ成長。そこでJeffrey Sutoriusは運命的な出会いを果たす。彼が働いていたレコード店へ、当時「Pronti & Kalmani」というユニットでDjをしていた、Sebastiaan MolijnとEelke Kalbergに出会い仲良くなったそうだ。こういった出会いもあり、Jeffrey SutoriusはさらにEDMへのめり込むようになる。


レコード収集が趣味だったが、それだけではなく自分で音楽をミキシングしたりプロデュースするようになる。当時好きだった、Sander KleinenbergやOliver Liebに影響を受けたようだ。そういった経験を経て、2006年にDash Berlinを結成。Oliver Liebを一躍有名にしたのが、2007年に発売した「Till the Sky Falls Down」だ。このアルバムは、世界中のトランスチャートで上位にランクイン、一気に注目を集めるようになる。オランダの人気DJであるArmin van Buurenの耳にも留まり、彼のレーベルであるArmada Musicと契約する事になった。その後は数々の賞にノミネートされたり、DJMagが発表する人気DJランキングでトップ10に入るなど、人気DJへと上り詰めていった。






自身のレーベルを立ち上げさらに人気を獲得する


Dash Berlinが自身のレーベルである「Aropa Records」を立ち上げたのは、2009年になった頃だ。レコードを立ち上げて最初に発売された曲は「Man On The Run」である。これはCerf, Mitiska & Jarenとコラボした作品だ。ちなみに、レーベル名である「Aropa Records」のAropaという言葉には、芸術の共有やインスピレーション、創造性の原理といった意味が込められているとJeffrey Sutoriusは語っている。




Dash Berlinが初来日したのは2014年の頃である。渋谷にあるクラブ「Womb」でプレイを披露し、日本のファンを虜にした。翌年の2015年には、東京で開催された「ULTRA JAPAN 2015」にも出演し、日本での知名度も上がっていった。もちろん、世界各国での活動も盛んに行っている。「エレクトリック・デイジー・カーニバル」という、毎年ラスベガスで開催されている巨大野外EDMフェスでは大トリを務める程海外でも人気が高い。トランスの世界はサブジャンルの移り変わりが激しいが、それにも関わらず長年トップDJとして活躍しているDash Berlin。トランスファンなら必ず押さえておきたいアーティストの一つだ。もし、まだトランスを聞いた事がないという人は、Dash Berlinのアルバムを聞けばトランスの魅力を存分に感じられるだろう。




Photo:https://www.facebook.com/pg/DashBerlinOfficial1/photos


Written by 編集部


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