鼻歌からEDMを作曲するアプリ”Chordana Trackformer”で遊んでみた

アプリを使って日本の童謡「さくら さくら」でEDMを作ってみました、一体どんな仕上がりに?
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2016.04.27 16:00

Written by Atsushi Fukushima

キーボードなどの電子楽器を開発・販売している”CASIO”が、iPhone/iPad用のiOSアプリ”Chordana Trackformer”をリリースした。

このアプリは、同社からリリースされている自動作曲アプリ”Chornada Composer”のダンスミュージック特化版として開発され、数秒の鼻歌からEDM, Hip Hopなどの5種類のジャンルの楽曲を作成することができる新感覚音楽アプリと成っている。



それでは実際に試してみよう。まずはフレーズの入力、鼻歌、楽器、外で流れているBGMなどデバイスのマイクで拾える音なら何でもOK。アプリ内のエディターから手動でリアルタイム入力も可能なので、音楽の知識や楽器、DTM経験の有無に関わらず直感的な使用が可能だ。

今回は日本の童謡”さくら さくら”をEDMテイストに仕上げてみようと思うのだが、ここまで和のテイストが溢れる楽曲でも果たしてEDMに成りうるのか正直不安でならない。

事前にマイクで集音する音のテンポ、サンプリングする小節数を”2小節から8小節”で指定ができるので、今回は4小節サンプリングすることにした。入力されたデータは自動で楽譜データとして解析され、音符単位でフレーズの変更も可能となっている。

Chordana_Trackmaker_1.png

データが入力出来たら、”START”ボタンをタップ。ジャンル選択画面が表示され、”EDM3”を選択し自動作曲ボタンを押すと処理が始まった。果たしてこんなシンプルな作業でEDMが1曲仕上がるのだろうか。

完成した楽曲はこちら。

CASIOの新感覚音楽アプリ"Chordana Trackformer"で「さくら さくら」のEDMを作ってみました。レビューを #blockfm に掲載中!

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想像以上にダンサブルになった”さくらさくら”に驚きを隠せないが、これが”Chordana Trackformer”の実力である。

注目すべき点はフレーズを1パターン入力するだけで楽曲のフルパートを制作できるという点で、慣れてくると1分かからずに3分ほどの楽曲を作成することができるはず。さらに完成した楽曲はオーディオ、MIDIへ変換、またはYouTubeにも直接エクスポートが可能となっているので、DTMなどでトラックメイクをしている人はちょっとした「アイデアの引き出し」として使ってみるのもよいだろう。

シンプルな操作性で誰でも作曲体験が無料で楽しめるこちらのアプリが気になった人は下記URLから詳細をチェックしてみてはいかがだろうか。

CASIO公式:http://world.casio.com/app/ja/trackformer/index.html

【ダウンロードはこちらで可能】


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