BehringerがEMS VCS3クローンのプロトタイプを発表

中古相場は100万円を超えるモジュラー・シンセサイザーが2021年中にも完全再現か!
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2021.01.19 14:00

Behringerがまたまた自社Facebookで製品画像をリーク。今回の標的?は英国産の小型アナログ・セミモジュラーの傑作EMS VCS 3。

まずはその投稿がこちら。




公式からのコメントによれば回路は全てアナログでオリジナルに基づいているが、 英国のVCS3に詳しい技術者と協力してさらに多くの機能を追加しているとのこと。 また、内部設計は現代の製造プロセスに最適化するため再設計されているという。


さらにスプリングリバーブの搭載や、オリジナル同様に本物の木材を筐体に採用しているとも公表した。

コメント欄では「くそったれめ!即買いだよ!」「夢だったけど購入できるとは思ってなかった」などのコメントでいつものとおりの盛り上がりを見せている。


現状公表されているのは写真のみでサウンドなどは公開されておらず、発売時期についてはまだ試作品の段階で発売までは少し時間がかかるとのこと。しかしながら2021年中には発売開始できるだろうと述べている。


現段階で予想されるスペック


・トリプルVCO設計のアナログシンセサイザー

・1969年に設計されたオリジナル回路を忠実に複製

・VCO、VCF、VCAを備えたアナログ信号パス

・正確な周波数制御のためのマルチターンノブを備えたVCO

・パルス幅可変

・24dB/18dBレゾナンス・ローパスフィルター

・ルーティングマトリクスとして機能する16 x 16ピンパッチベイ

・リングモジュレーター

・アナログ三角波/スクエア波LFO

・ノイズジェネレーター

・2軸ジョイスティックパフォーマンスコントローラー

・MIDI・USBの実装





オリジナルのVCS3の特徴はどこまで再現される?


筐体は小型ながらマトリックス・ボードで各モジュールをピンでさすだけで接続でき、自由な音作りができる。つまみやスティックなどもオリジナルにかなり忠実に再現されているので、これまでのアプリやプラグインの再現では納得いかなかった方も存分に楽しめそうだ。


Facebook投稿のコメント欄にも書いている人がいたが、オリジナルの「良さ」である不安定なVCOの特性も再現されるのかは気になるところだ。


今聴いてもぶっ飛んだサウンドありきな名機なので、とにかくサウンドをしっかり再現してくれると期待したい!

VCS3のオリジナルのサウンドを聴きながら発売日を待とう!



なんともいえない心地良きと狂気の中間にいるような音でずっと聴いてられる〜。


written by Yui Tamura


source:

https://www.facebook.com/Behringer

photo:

https://www.facebook.com/Behringer





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