オランダが誇る世界最高峰トランスDJ Armin van Buuren(アーミン・ヴァン・ブーレン)

史上最も世界一に輝いたDJ、Armin van Buuren(アーミン・ヴァン・ブーレン)に迫る。
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2018.05.06 03:07


史上最も世界一に輝いたDJ、Armin van Buuren(アーミン・ヴァン・ブーレン)とは


ダッチトランスを代表するオランダのArmin van Buurenは、DJ MagazineにおけるDJ Mag Top 100で、2007年から2010年と2012年という市場最多の5回も世界NO.1DJに輝いた、唯一無二のDJだ。オランダ王室にも認められた彼は、12年間に渡ってトップ3の座を維持している。




Armin van BuurenがなぜTOP DJとして成功したのか?


1976年オランダ生まれのArmin van Buurenは、1990年代後半に派生したユーロトランスのジャンルの1つである、ダッチトランスの代表的なDJだ。ダッチトランスからEDMへとジャンルを超えて世界の音楽シーンをリードするArmin van Buurenは、世界1位に5度も輝いている。初めての曲作りは14歳で、シンセサイザーやキーボードで有名なフランス人エレクトロミュージシャンのJean Michel Jarreの影響からスタートした。大学在学中にナイトクラブで腕を磨きながら、高学歴な彼は弁護士の勉学にも励んでいた。


夢である音楽と同時並行に進ませていたが、19歳の時にリリースした「Blue Fear」と「Communication」がヒットし、オランダ中にその名が知れ渡った。「Blue Fear」は希望に溢れる爽快なサウンドから、小刻みビートともに繰り広げられる宇宙的なサウンドが個性的かつダンサンブルで、才能を感じさせるクールな楽曲だ。「Communication」は高速なビートの後に、エモーショナルで美しいピアノサウンドが響き、これぞトランスと呼べるようなドラマチックかつ爽快感を感じられる、恍惚感のあるサウンドに仕上がっている。この2曲が、彼の音楽業界でのサクセスストーリーを切り拓き、音楽の道を突き進む。人気が確立されてきた2001年からは、A State of Tranceと呼ばれるArmin van Buurenがホストを務める、オンラインのラジオ番組が放映開始する。2001年から続いている番組で、人気が継続している長寿番組になっている。最新のトランスミュージックをオンエアしたり、リクエスト曲を流す番組だ。 





その後、エレクトロミュージックの主流がEDMへシフトする流れを掴み、Armada Musicと言うEDMに特化したレコードレーベルも立ち上げている。「 This Is What It Feels Like」は完全なEDMサウンドで、優しく爽快なトラックに、カナダ出身のシンガーTrevor Guthrieの爽やかな歌声がマッチしていて、ポップで聴き心地の良いサウンドに仕上がっている。楽曲の完成度が高く評価され、2014年のグラミー賞でベストダンス部門にノミネートされた。「Hystereo」はアグレッシブでダンサンブルなトラックの中に溢れた壮大なスケールを感じさせるサウンドが、弾けるような高揚感をもたらしてくれる。「Save My Night」は、スタイリッシュなアングラサウンドの中、ジワジワとサビに向けてテンションを上げていき、サビで一気に気持良く解放させる王道の仕上がりだ。今でも世界中のクラブイベントをプライベートジェットで廻っているArmin van Buurenは、日本でも開催されているULTRA JAPANにも参加し、日本のファンを最高潮に盛り上げている。





トランスミュージックを啓蒙し続けるArmin van Buuren


Armin van Buurenは世界トップDJに5度も輝き、世界中で絶大な人気を誇っている。出身国のオランダでは、国王もそのパフォーマンスを見に来るほどの熱狂的な人気ぶりで、Armin van Buurenの顔が描かれた切ってまで発売されている。当の本人は優しくジェントルな性格で知性を感じさせる、優れた人柄で愛されている。Armin van Buurenは、生み出す楽曲と世界中で繰り広げる神がかったステージパフォーマンス、ホストのラジオ番組を通して、世界中の音楽ファンに良質なEDMとトランスミュージックの素晴らしさを啓蒙し続けている。




Photo:https://www.facebook.com/pg/arminvanbuuren/photos


Written by 編集部



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