80KIDZが語る 初のクラウドファンディング、デビュー10周年企画、最強ベスト盤リリース

今年4月でデビュー10周年を迎える80KIDZが、ベストアルバムやグッズなどを受注生産するクラウドファウンディング企画を開始した。
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2018.04.13 11:00

今年4月でデビューから10周年を迎えた、エレクトロニックミュージックとロックをつなぐ稀有な音楽ユニット80KIDZが、ファン向けに自身初となるクラウドファンディング企画を開始した。  


デビュー10周年記念ベストアルバムやグッズなどの受注生産向けクラウドファンディング開始 


デビュー10周年を記念するベストアルバムやグッズなどの受注生産するためのキャンペーン企画は、国内のクラウドファンディングサイトCAMPFIREにて実施中。 


出資者に対するリターンは、ベストアルバムのCD、サンキュー・カード、ステッカー付き4000円コース、ベストアルバムとリミキシーズ、ブートレグの3種のCDの8000円コース、ライブチケットなどさまざま。




またすでに完売したが、メンバーのALI&が高校時代に愛用していたギター付きのコースや、JUNによるカスタムメイドギター付きのコースも用意されていた。



10年間に渡りシーンの最前線をひた走り続けた80KIDZ  


2008年にデビューし、当時の最先端のSNSであったmyspaceを通じて独自に世界の音楽シーンとつながり、海外でも当時のエレクトロシーンを代表するアーティストの一角に数えれていた80KIDZ。インディーズアーティストによる音楽を国内だけでなく、海外にも発信する手法は、現在ではすでに確立されたものになっているが、当時としてはまだまだめずらしくかった中、彼らは日本におけるエレクトロハウスの先駆者だけでなく、デジタルプロモーションの面でも先駆者であった。  


しかし、クラウドファンディングページにもあるとおり、デジタルのプロモーションと並行して、小型レコード店でオリジナルパッケージした音源であるアナログ盤やミックスCD、当時主催していた自主レーベルのコンピレーションなどもリリースしていた。


日本だけでなく、世界的なエレクトロアンセムとなった代表曲「Disdrive」を収録した『Disdrive EP』リリースから10年。





常に日本のクラブシーンの先頭に立ち、これまでに5枚のスタジオアルバムをリリースしてきた彼らのベスト盤はCD2枚組のリマスタリングされた全32曲収録予定で16ページのブックレット付きとなる。収録曲については後日発表となるとのことだが、果たしてどの人気曲が収録されることになるのか気になるところだ。  


アーティストとリスナーがダイレクトに繋がる対等な関係性


今回80KIDZの2人に、この10周年記念クラウドファンディング企画について、あえて一言で説明するとすればどのようなものになるかと質問してみたところ、以下のようなコメントを届けてくれた。


80KIDZ:「Interactive」+現在の心境ですね。これまで10年の集大成としてファンの方々はもちろん、このベストアルバムをきっかけに80KIDZを聴いてみようという方々にも価値ある作品になると思っています。今、実際にプロジェクトが始動して既に多くの方々にサポートしていただき感じているのはクラウドファンディングでのリリース方式はアーティストとリスナーとがダイレクトに繋がることができ、お互いが対等な関係性を構築できるということ。これは今までのCDをリリースして買ってもらうという一方通行の関係性の中ではあまり感じたことがなかった新鮮な感覚です。  


なお、80KIDZは、デビュー10周年を記念するライブを今年9月8日(土)に渋谷WWWXにて行う予定。チケットは、7月7日(土)から各プレイガイドで発売とのこと。 


80KIDZデビュー10周年プロジェクトの詳細は下記リンクにて。 

https://camp-fire.jp/projects/view/68159 



▶︎FM80(block.fm)
  


EVERY 2nd TUESDAY 21:00 - 22:00 

80KIDZが送る音楽、カルチャー、ファッションなど彼らの最新の旬を紹介する番組。

https://block.fm/radios/48



Written by Jun Fukunaga



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