Daft Punk愛用ドラムマシーン「TR-707」の無料プラグイン「707」を使ってみよう!

Rolandの名ドラムマシーンをモデリングしたプラグインが無料でダウンロード可能に。
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2018.07.12 02:00

楽器メーカーのRolandが開発した名ドラムマシーンといえば、現在のダンスミュージックにとっても欠かすことができないTR-808やTR-909を思い浮かべると思うが、同メーカーが1984年にリリースしたTR-707も初期のハウスミュージックではよく使用された機材で、これまでに Aphex Twin、Daft Punk、Plastikmanらも愛用してきた。そういったこともあり、アーティストたちの間では実機はもちろん、それをモデリングしたソフトシンセやサンプル音源も未だ高い人気を誇っている。 


無料のTR-707型プラグイン「707」 


そんな機材をAbelton Live上で使えるプラグイン化したのものがELPHNTというサイトが公開している「707」なのだが、実はこれ、無料で使用可能。しかもその方法は実に簡単。配布元のサイトでメールアドレスを登録するだけでダウンロードすることができるのだ!(その際に5ドルからのドネーションを呼びかけているが、基本的には無料でダウンロード可能)





使い方は、基本的にAbleton Live内にあるプリセットのTR系ドラムマシーンと同じで、例えばキックのディケイやカットオフなどをマクロコントロールパネルで自分好みに調整することが可能だ。 




 

Abletonユーザー以外は単発サンプルパックを使ってみよう  


またその無料パックにはAbleton用のドラムキットファイル以外に、単発のサンプルとして使えるキックやハイハット、スネアの音源も存在するので、Ableton Liveユーザー以外も別のDAWやソフトサンプラーにその音源ファイルを読み込ませて使用することもできる。 





Ableton Liveのプリセットエフェクトと組み合わせて使ってみよう!  


以下は、Ableton Live上で「707」を立ち上げて、ドラムパターンを打ち込んでみた例。ドラムロール画面ではプリセットのドラムキットと同じように各パート名が表示されるため、作業しやすいのが特徴だ。 




それと筆者が「707」を使ってみた上で少しばかり音作りのアレンジを施したのが下の画面。基本的に「707」のパラメーターはいじっていないが、Ableton Live 10のプリセットエフェクトのうち、「Cabinet」と「Drum Buss」を「707」に差し込むことで元々オールドスクールなドラムマシーン音源に今、人気のローファイハウスっぽい音の要素を加えることもできたりする。  




DTM初心者で、そろそろプリセット以外の追加プラグインが欲しいと思っている人は、この機会に是非ともTR-707系無料プラグイン「707」をお試しあれ! 

 

「707」のダウンロードはこちらのリンク先にて。


written by Jun Fukunaga


source: 

https://sonicstate.com/news/2018/06/15/free-707-drums-for-ableton-live/


photo:

ELPHNT YouTube




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